う~む、またか──。ここはいるでしょという場所にフライを流し、思惑通りに魚を掛けても、それが“小物”である感触がすぐに伝わってきます。それは6月11日に鶴川に出かけた時のこと。反応はあるのは嬉しいのですが、どれもこれも15cmに満たないヤマメばかり。活躍の場がなく、乾いたままのランディングネットが背中で揺れています。
水が温み、周りには水生昆虫が活発にうごめいる様子。魚にとってのエサは豊富に流れているに違いありません。そうした状況下、いくら食べてもすぐにお腹が減る若者は貪欲にエサを追い、酸いも甘いも十分に経験した大人は冷ややかに眺めているという人間模様、いや魚模様が展開されているのでしょうか。 続きを読む 釣具没収必至の鶴川巡り