クリップルパターン

今シーズン、新たに先発ローテーションに組み入れてみようかなと思っているフライに、クリップルパターンがあります。通期の手堅いレギュラー陣としては、ごく普通のパラシュートやソラックス、エルクヘアカディスなどがあって、それに準じる位置づけで先日はコンパラダンを巻いてみました。そんでもって、クリップルダン?も一線に加えてみようかと。

元々は、羽化しようと(そして時にはうまくいかずに)半ば抜けかけたシャックを引きずったまま水面でもがくカゲロウの姿を模したパターンだったと記憶しています。ハッチが盛んな川を観察すると、首尾よくいかずに漂っている姿が結構あるんだとか。彼らにとってはまったくもって無防備な状態であり、その瞬間を見逃さずにお魚さん達は「いたたきまーす」と行動を起こすのでしょう。 続きを読む クリップルパターン

デスクライトを導入

昨日、いつもより早く21時ころに仕事が終わった(正確には、この日締め切りだったものが届かずにすることがなくなった)ので、ヨドバシカメラ新宿西口本店にダッシュしました。タイイング時に手元を照らすデスクライトを探しにいくためです。

以前、非球面レンズを使った大型ルーペの周囲にLEDライトをあしらった「エンフレン(EnfrenEF-200」という商品の存在を知った時、フライショップBLUE DUNのスタッフ氏が絶賛していたこともあって、そのうち手に入れようと考えていました。しかし、昨年末あたりに思い立って買おうとしたらディスコンになっていることが発覚し、思いは叶わずにいたのです。 続きを読む デスクライトを導入

ハズキルーペ

「楽しそうなのに苦しそうだね」──。竹中直人の笑いながら怒る人(古っ!)を思わせるような指摘を家人から受けました。自宅で喜々としてタイイングしている際、どうやら無意識のうちに「しかめっ面」になっているらしい。老眼が進んでバイスの先端あたりを凝視するのが辛いのは確かなんだけど、表情を歪めているとまでは思わなんだ。

そんな私を哀れんでか、家人が「ハズキルーペ」をプレゼントしてくれました。ひところ、石坂浩二氏を起用した広告が盛んだったし、通販番組などでもよく取り上げられていたので、目にしたことのある方も多いのではないかと推察します。 続きを読む ハズキルーペ

ハックルケープ2色

オフの週末にある程度の数のフライを巻いたけれど、まだまだ十分とは言えません。解禁後は何かと慌ただしくなるので、平日でも就寝前などのちょっとした時間を活かして23本でもストックを増やすように心掛けねば

というタイミングで、マテリアルの自宅在庫、特にハックルケープの残りが心細くなってきました。1416番あたりのフックに使えそうな部位をあらかた 抜き尽くしてしまい、そろそろ補充が必要です。 続きを読む ハックルケープ2色

スターティングメンバー

シーズン開幕に向けて、せっせとフライを巻き始めたのは先日書いた通り。ワタクシの場合、余裕がある時に少しでもストックしておかないと、いざ解禁になってから「釣りの時間を捻出したはいいけど肝心な弾がない」ってなことになりがちなのです

大当たりしなくてもいいから融通がきくタイプ、平均的な川で平均的なパフォーマンスが期待できるドライフライの安部礼司?みたいなのを、ともかく巻いておかなければ。自分にプレッシャーをかける意味もあって、TMC 100SP-BL #14100本パックを買ってきたのでありました。 続きを読む スターティングメンバー

弾込め開始

気がつくと1月も終盤。急に冷え込む日があったりしつつも、陽の光は春に向かって力を蓄え始めたかのように感じます。油断していると2月もあっという間に過ぎ去って、いざ解禁という時に、フライの弾不足で慌てふためくってことになりそう

ということでで、この土日は重い腰を上げてタイイングを始めました。何よりも優先しなければならないのは、通期で使える汎用的なドライフライの量産です。小渓流でのブラインドの釣り上がりが中心で、とりあえずの反応を伺うのに重宝するパラシュートやエルクヘアカディス、CDCソラックスあたりが私にとってのスタメン達。シーズンに突入した後、釣行の直前には、川や季節、時々のマイブームに合わせた変化球を巻きたくなるので、オフのこの時期は、平凡でありながらも手元に備えておきたいスタンダードフライを巻くことに集中です。 続きを読む 弾込め開始

バイスのバックプレート

目のピント調節機能が加齢と共に衰えてきて、タイイング時にはいろいろと苦労を強いられます。作業時のストレスを緩和するためには、まずはフック周りがスッキリと見えることが重要。バイスの向こう側に、無地の背景紙を置いておくだけで随分と見え方が違ってきます。

バイスのアクセサリーとして売られている専用品もありますが、これまでは身の周りにあったもので間に合わせていました。材料は、POP掲示用の自在クリップと、カメラの露出補正やホワイトバランス設定に使うグレーカードです。前者は、自由に形を変えられる棒状の構造体の両端に小型クリップが備わったもの。後者は、表がグレーで裏がホワイトの厚紙です(これは、たまたまあっただけで、未使用のハガキでも何でもよいかと)。 続きを読む バイスのバックプレート

バイスをアップグレード

「実はこれ、私も使っているんですけど、とてもいいですよ。お薦めです」──。ここはサンスイ池袋店。バイスコーナーで、前々から興味を持っていた「TMC バイスII 」を眺めていた際、いつもお世話になるスタッフ氏がそう話しかけてくれました。

これまで使っていたのは、同じくTMCの「ソリッドバイスHD」というモデル。毛鉤を自分で巻こうと多い立った時、とりあえずシンプルなエントリーモデルで始めようと手にして、そのままずるずる何年も使ってきたのです。この年末年始にかけてフライを巻き貯めておくにあたり、そろそろバイスを買い換えようかなと思ったのでありました。 続きを読む バイスをアップグレード

トラウトガムを10本ほど

一般渓流が禁漁になって1カ月以上も経過すると禁断症状が出てきて「そろそろ管釣りにでも行かない?」ってな話が持ち上がるのは毎年のこと。11月は一部の区間に限定して営業している養沢に出向き、最後は12月にFISH ON! 鹿留で締めるというのがここ何年かのパターンです。

この時期は、ドライにがんがん出てくるという状況は期待できないので、水中を探る釣りになりがち。そのため、シーズン中は日の目を見ることがない2つのフライケースに手が伸びることになります。 続きを読む トラウトガムを10本ほど

フライストックに勤しんだ週末

関東甲信越が梅雨明けしてすぐの週末。いかにも夏到来!ってな天候で川に出かけたい気持ちはやまやまだったのですが、両日ともにヤボ用が重なって釣行はかないませんでした。

しょうがないので、ちょっとした自由時間はせっせとタイイングです。毎度のEHCを筆頭に、ライツロイヤルやパラアントなど、自分にとって欠かせない夏パターンを巻きためました。 続きを読む フライストックに勤しんだ週末