素石氏の随筆と郷愁の念

街中にはクリスマスソングが流れ、何となく気ぜわしいシーズンがやってきました。東京近郊でも朝晩の冷え込みが感じられるようになり、野暮用を押しのけてでも管理釣り場や冬期C&R区間に出向こうとの思考回路がなかなか働きません。

それでも頭のどこかには釣りへの愛着心がへばりついていて、何かしら渓流にかかわる書物を読みたいとの欲求に駆られます。読書の秋と言うにはもう時節が押しているのですが、活字への飢えをちょっと感じたこともあって先週末に本屋巡り。そこで手にしたのが山本素石 著「釣りと風土」(つり人社)です。 続きを読む 素石氏の随筆と郷愁の念

素石の最新復刻版

このところ、手元にある釣り雑誌やDVDの類を見尽くしてしまって、ちょっぴり手持ちぶさた…。で、たまたま立ち寄った書店のアウトドアコーナーで山本素石氏が著した「画文集 釣山河」を見つけて買ってしまいました。

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釣り人か、釣られ人か

先週の土曜日、前々から釣行に向かおうとメンバーと計画していたのですが、荒天との天気予報。前日になっても決断しきれずに結局は当日の朝にメールでの相談という展開になりました。

でもって朝5時前にヒレピン子から「どうします?」と第一報。外に出てみると、雨こそ降っていないものの強烈な風が吹き荒れてます。ネットで天気図や雲行きなどをチェックしてみても、明るい材料はまったくありません。残念ながら「中止宣言」を下さざるを得ませんでした。 続きを読む 釣り人か、釣られ人か

オイルドジャケットの季節

朝晩めっきり冷え込むようになり、防寒用のアウターが手放せない日々となりました。

こんな季節に袖を通す、年代物の1着が「John Partridge(ジョンパートリッジ)」のコート。コットン素材にワックスがしみ込ませてある、いわゆるオイルドジャケットです。 続きを読む オイルドジャケットの季節

実は虫屋だった件

清冽な流れといい空の近さといい、日川は好みのフィールドの1つです。こんな場所で出会う人は、同志の釣り人だけだろうなんて思い込みもあったんですが、そうでもないんですね。実は虫屋さん(昆虫採集家の方々)にとっても格好のエリアらしい。

いつぞやは、年配のオジサンが捕虫網を振っているのを見かけたので興味本位で聞いてみたら、エルタテハの生態観察に来ているとのこと。ちなみにエルタテハって、後翅の裏に「L字」の紋があることが名前の由来になっている蝶です。どちらかというと地味な感じの種ですが、学名には「samurai」という凛々しい文字も含まれてるんですよ。

また先日の7月9日には、数人の若者(といっても推定30代?)が川原の空き地にやってきて、塩ビパイプを加工した二畳ほどのフレームや発電機などをクルマから取り出し始めました。 続きを読む 実は虫屋だった件

嬉しい品々

私がこの世に生まれたのは、梅雨前線が活発化して蒸し暑いこの季節。実名に「潤」という文字が含まれているのには、「6月(June)」と「Wetなイメージ」から想起されたという理由があるらしい。

てなわけで先般、いつもの釣り仲間がバースデイを祝う宴を催してくれたのでありました。ありがたや、ありがたや。

まずは19時に集合し、こじゃれた居酒屋で食事。その後は、ジーザスやヒレピン子が勝手知ったるバーに移動し、いつもながらにグラスを交わしながら四方山話に花を咲かせるという展開です。

さてさて、その宴席で両氏から心のこもったプレゼントを頂戴しました。 続きを読む 嬉しい品々