街中にはクリスマスソングが流れ、何となく気ぜわしいシーズンがやってきました。東京近郊でも朝晩の冷え込みが感じられるようになり、野暮用を押しのけてでも管理釣り場や冬期C&R区間に出向こうとの思考回路がなかなか働きません。
それでも頭のどこかには釣りへの愛着心がへばりついていて、何かしら渓流にかかわる書物を読みたいとの欲求に駆られます。読書の秋と言うにはもう時節が押しているのですが、活字への飢えをちょっと感じたこともあって先週末に本屋巡り。そこで手にしたのが山本素石 著「釣りと風土」(つり人社)です。 続きを読む 素石氏の随筆と郷愁の念