渓の吸血鬼、夏の3本勝負

点在する好ポイント、林道からのアクセスの良さ、これまでの釣果(苦い思い出はすぐ忘れる性格です)…。いろいろな面で、鹿留川はお気に入りの渓流の1つです。

強いて難点を挙げるとしたら、「ブユ」の密度が濃いということでしょうか。これからのシーズン、特に朝晩は猛威を振るいます。

ふと違和感を感じて目をやると、皮膚からタラ~っと少量の血が流れ出ている…。これがブユに刺された時の初期症状です。刺すと言うよりも噛み切るって感じかな。ややもすると強烈な痒みに襲われ、どんどん腫れ上がっていきます。で、その後は少なくとも1週間は腫れた状態が継続。患部は熱を持ち、周辺の関節を動かすと痛みを感じるほどで、それはそれはヒドいもんです。 続きを読む 渓の吸血鬼、夏の3本勝負

実は虫屋だった件

清冽な流れといい空の近さといい、日川は好みのフィールドの1つです。こんな場所で出会う人は、同志の釣り人だけだろうなんて思い込みもあったんですが、そうでもないんですね。実は虫屋さん(昆虫採集家の方々)にとっても格好のエリアらしい。

いつぞやは、年配のオジサンが捕虫網を振っているのを見かけたので興味本位で聞いてみたら、エルタテハの生態観察に来ているとのこと。ちなみにエルタテハって、後翅の裏に「L字」の紋があることが名前の由来になっている蝶です。どちらかというと地味な感じの種ですが、学名には「samurai」という凛々しい文字も含まれてるんですよ。

また先日の7月9日には、数人の若者(といっても推定30代?)が川原の空き地にやってきて、塩ビパイプを加工した二畳ほどのフレームや発電機などをクルマから取り出し始めました。 続きを読む 実は虫屋だった件