スプレーフロータント依存症

桜前線は東北地方を北上しており、間もなく津軽海峡を渡ることになりそうです。関東甲信越の山々はすでに若葉に覆われ始め生命感が漲る季節。待ちに待った、本格的なドライフライの好機到来といったところでしょうか。

とは言いながらも、何かと予定が入って丸々1日を釣りに費やせない昨今。お気に入りの山岳渓流に早朝から出向き、数時間をブラインドの叩き上がりに徹するってことが増えております。昼前に上がれば、午後の別件をこなすのもさほど難しくないですからね。 続きを読む スプレーフロータント依存症

ハックルケープ2色

オフの週末にある程度の数のフライを巻いたけれど、まだまだ十分とは言えません。解禁後は何かと慌ただしくなるので、平日でも就寝前などのちょっとした時間を活かして23本でもストックを増やすように心掛けねば

というタイミングで、マテリアルの自宅在庫、特にハックルケープの残りが心細くなってきました。1416番あたりのフックに使えそうな部位をあらかた 抜き尽くしてしまい、そろそろ補充が必要です。 続きを読む ハックルケープ2色

スターティングメンバー

シーズン開幕に向けて、せっせとフライを巻き始めたのは先日書いた通り。ワタクシの場合、余裕がある時に少しでもストックしておかないと、いざ解禁になってから「釣りの時間を捻出したはいいけど肝心な弾がない」ってなことになりがちなのです

大当たりしなくてもいいから融通がきくタイプ、平均的な川で平均的なパフォーマンスが期待できるドライフライの安部礼司?みたいなのを、ともかく巻いておかなければ。自分にプレッシャーをかける意味もあって、TMC 100SP-BL #14100本パックを買ってきたのでありました。 続きを読む スターティングメンバー

バイスのバックプレート

目のピント調節機能が加齢と共に衰えてきて、タイイング時にはいろいろと苦労を強いられます。作業時のストレスを緩和するためには、まずはフック周りがスッキリと見えることが重要。バイスの向こう側に、無地の背景紙を置いておくだけで随分と見え方が違ってきます。

バイスのアクセサリーとして売られている専用品もありますが、これまでは身の周りにあったもので間に合わせていました。材料は、POP掲示用の自在クリップと、カメラの露出補正やホワイトバランス設定に使うグレーカードです。前者は、自由に形を変えられる棒状の構造体の両端に小型クリップが備わったもの。後者は、表がグレーで裏がホワイトの厚紙です(これは、たまたまあっただけで、未使用のハガキでも何でもよいかと)。 続きを読む バイスのバックプレート

2Way チェストパック

KenCubeの通販サイトでウェーディングジャケットを見つけた際、ついでに買ったものの1つが、オリジナルブランドKBullet」の2Way チェストパックです。フライケースやティペットなど必要最小限のものを入れて胸元や胴まわりに装着するやつですね。私の場合は、管釣りに出かける時などに、この手のパックを使いたくなります。 続きを読む 2Way チェストパック

チェストフライケースの自作〜仕上編

前回までにフライケース本体の工作が終わって、いよいよ最終仕上げに入ります。最初に白状すると、塗装でいきなり失敗しちゃいました。油性ウレタンニスを塗り重ねる過程で、天板の表側にムラが生じてしまったのです。

原因はいろいろと考えられます。

  • 1度に厚塗りしすぎた。しかも、塗料を均そうと“返しハケ”を多用した
  • 欲張って全面を一気塗りして“宙吊り乾燥”した結果、塗料が一方向に流れた
  • 乾燥が不十分なのに、サンドペーパーをかけ、重ね塗りしてしまった

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チェストフライケースの自作〜準備編

シーズンオフのこの時期、特に予定のない休日なんぞは、何か釣り道具を自作しようとの気持ちが芽生えてきます。でもって、今回思い付いたのは、首からぶら下げて使うタイプのフライケース。

メーカー各社から、ラニヤードと小型フライケースを一体化した商品が出ていますよね。ティムコの「TMCフライピットラニヤード」とか、C&F Designの「ライトウェイト チェスト スタック」とか。これらに類するモノ(チェストフライケース?)を作ってみようという算段なのであります。 続きを読む チェストフライケースの自作〜準備編

防水フライケースの必要性

靴底のフェルトが擦り減ってきたのか、はたまた運動神経が擦り減ってきたのか、釣り上がっている最中に転倒しそうになることが多い今日このごろです。

過日の鶴川釣行でも、ごく普通の瀬を対岸に渡ろうとして足を滑らせ、前のめりの格好で撃沈。“おまつり”解きに苦戦していた同行メンバーの元へ駆け寄ろうとした時のことで、眼前のハプニングに彼らの失笑をかったのは言うまでもありません。 続きを読む 防水フライケースの必要性

釣り人か、釣られ人か

先週の土曜日、前々から釣行に向かおうとメンバーと計画していたのですが、荒天との天気予報。前日になっても決断しきれずに結局は当日の朝にメールでの相談という展開になりました。

でもって朝5時前にヒレピン子から「どうします?」と第一報。外に出てみると、雨こそ降っていないものの強烈な風が吹き荒れてます。ネットで天気図や雲行きなどをチェックしてみても、明るい材料はまったくありません。残念ながら「中止宣言」を下さざるを得ませんでした。 続きを読む 釣り人か、釣られ人か

リールにおけるティペット末端の雲隠れ対策

釣行に備えて事前にラインとリーダーを結んでおく時、フライをロストしてしまったのを機に釣り場を大きく変える時、1日の釣りを終えてライン一式を撤収する時…。

こんなシーンで私は、リーダー(+ティペット)もろともラインをリールに完全に巻き取ってしまうのですが、後から先端部が見つからずに苦労することが少なくありません。やっとのことで見つけた先端を引っ張ると、食い込んだり絡まったりしてトラブルも起こしがち。リールのハンドルに巻き絡めておくなどの方法も採ってみましたが、なかなかうまくいきません。 続きを読む リールにおけるティペット末端の雲隠れ対策