続・ドライかウェットか

静止画と動画。「作品」として鑑賞するなら静止画が好みです。流れ行く時間の“一瞬”を切り出した無音のそれは、見る人の想像力をかき立てたり、普段は意識することのない「止まった世界」を再認識させてくれたりします。一方、「記録」に主眼を置くなら動画に分があるでしょうか。何しろ、目と耳で感じられる事象をすべからく残しておけるのですから。

──なんて肩肘張った解釈はどうでもよく、釣行先での様子をちょこちょこと動画で撮っておくと、なかなか楽しいものです。後で見返しながら、「あー、この時は花粉症がひどくて鼻声だったんだ」「大きなニジマスの引きってやっぱり凄い!」「ここでこんなに塩コショーしたのが元凶かぁ」などと、色々な思い出話に花を咲かせることができちゃいます。 続きを読む 続・ドライかウェットか

ドライかウェットか

美しい風景や旨そうな料理、そして希には水面に横たわる渓魚…。釣行時の記録を残す上で、デジカメは欠かせない存在です。

GR DIGITAL II。固定焦点の割り切りが潔い。ケースはPELICANの1010

見た目の印象通りに綺麗な写真を残したいという願いを突き詰めると、一眼レフのボディに広角~中望遠のレンズ数本、しっかりとした三脚などを携行したくなってしまうのですが、出かける目的はあくまでも渓流釣り&野外料理。大げさな装備は「邪魔」以外の何ものでもありません。ベストのポケットに忍ばせておいて、さっと取り出してパチリと撮る。優先すべきは、描写性能うんぬんよりも携帯性。やはりコンパクトデジカメに手が伸びます。

目下、普段使いも含めて気に入っているのがリコーのコンデジで、 続きを読む ドライかウェットか