オイルドジャケットの季節

朝晩めっきり冷え込むようになり、防寒用のアウターが手放せない日々となりました。

こんな季節に袖を通す、年代物の1着が「John Partridge(ジョンパートリッジ)」のコート。コットン素材にワックスがしみ込ませてある、いわゆるオイルドジャケットです。 続きを読む オイルドジャケットの季節

凍てつくシーズンの鋳鉄シーズニング

片手で扱うには持ち重りがするし、油断するとすぐに錆び始める。蓋も揃えると、収納するのに場所をとる…。何かとやっかいなキッチングッズの1つが米ロッジ(LODGE)社の鋳鉄製フライパン、「スキレット」です。

「手がかかるモノほど、愛着が湧くんだよね」──。こんな悠長なことを言ってられるのは、気まぐれにキッチンに立つ当家の男どもだけ。毎日仕事から帰って、ちゃちゃっと料理しなければならない家人にとっては、やはりテフロン加工された軽いフライパンの方が使い勝手がよいというもの。かくして、我が家の日常においては、あまり最前線に立つことのないスキレットなのでありました。 続きを読む 凍てつくシーズンの鋳鉄シーズニング

釜炊き三昧な日々

とある百貨店の調理道具売り場で、見慣れない炊飯釜に目が留まりました。「かまど+羽釜」という往年のスタイルを現代風にアレンジしたその製品は、UMIC(ウルシヤマ金属工業)の「釜炊き三昧」。ガスレンジを使って、美味しいご飯を炊きましょう!っていうコンセプトのようです。

釜の本体はアルミ鋳造で底厚があるしっかりした造り。ステンレスのフタはずっしりと重い。はかま状の専用台は、ムダやムラなく熱を釜に伝える効果があるんだとか…。なんか良さげです。 続きを読む 釜炊き三昧な日々

Smoke on the balcony~ニジマスの燻製

小菅村での釣り大会に4人で参加した折、釣果の中から10尾のニジマスをお持ち帰りさせて頂きました。気温が低くなってきたこの季節、「燻製」を作ろうという魂胆です。

前々から予定していたこともあり、大会当日は燻製を作るためのソミュール液(塩漬け液)をあらかじめ作って持ち込みました。現地で魚をさばき、5尾ずつをジップロックの袋に小分け。そこにソミュール液を注ぎ込んで、クーラーボックスに入れて持ち帰ったのでありました。 続きを読む Smoke on the balcony~ニジマスの燻製

エッグフライ~効力と呵責の狭間で

メンバー4人で「釣り大会」なるものに初めて参加しました。この日訪れたのは小菅フィッシングヴィレッジです。

現地には7時半前に到着しました。すでに多くの参加者の方が流れ(といっても渓流を升状に造成して仕切った、いわゆる管理釣り場ですが…)の脇で、今や遅しと準備しています。いやいや、びっくり。皆さん、気合いが入っております。 続きを読む エッグフライ~効力と呵責の狭間で

タマゴを半ダース

明日は、初めて釣り大会なるものに参加する予定です。場所は管理釣り場でターゲットは主にニジマス。ほかにヤマメもイワナも放流されるらしいのです。

どんな状況かまったく分からないので、とりあえず、いつもより大きめのニンフを巻いたのは先日書いた通り。そして今日、さらに何本か追加することにしました。 続きを読む タマゴを半ダース

往年のソロクッカー

野遊びのお供として、最初に手に入れたソロクッカーは何だろう? まだ高校生だった頃、ワンゲル部にいた年上の従兄弟に飯盒をもらったり、軍払い下げの店でメスキットを買ったりした記憶はあるものの、ついぞ使わなかったような…。

本来の目的通りにきちんと野外料理をした品となると、「EPIgas」(ユニバーサルトレーディング)の「クライマーズクッカーW」が最初のような気がします。以前のエントリーで触れたプリムスのIP-2243とセットで使うことが多かったので、かれこれ15年以上も前の話。そうそう、神保町のさかいやスポーツで買ったんですよ。 続きを読む 往年のソロクッカー

「重厚長大」毛鉤を巻く

日曜日の昼下がり、久々に毛鉤を巻きました。今回のテーマは、いつもより「大きくて重いニンフ」であります。

フックはTMCの3769と200Rで、サイズはいずれも10番。シーズン中は14~16番あたりを使うことが圧倒的に多いので、自分としては大きな部類に入ります。

特に明確なイメージがあった訳ではなく、自宅にあるマテリアルを使って、ニンフっぽく機能しそうなものを適当にタイイングしてみました。 続きを読む 「重厚長大」毛鉤を巻く

初めてのコンパクトストーブ

渓流釣りが禁漁期を迎えたのを機に、アウトドアグッズを収納している物置の大掃除を始めました。日頃は手入れが行き届いていないので、ゴチャゴチャもよいところ。スペースも限界に近づいてきたので、巷間言われる“断捨離”でも実践しようかと…。

利用頻度の少ないモノは必然的に奥にしまい込まれており、ここに手を伸ばすと昔懐かしい“あれやこれや”が出てきます。釣りネタに乏しいシーズンオフは、整理整頓と合わせて、目に留まったアウトドアグッズのことでも書いていこうかな。 続きを読む 初めてのコンパクトストーブ

シーズン2011を省みる

フライフィッシングを本格的に始めてみた今シーズン。その率直な感想はというと…「何でこうも釣れないんだ!?」。これまでのエサ釣りやテンカラに比較すると、釣果がまったく伸びない1年でありました。

釣法うんぬんの話じゃなくて、ひとえに経験不足、つまりは「下手」なのが原因なんでしょう。シーズン当初を思い起こせば、「釣れない」と言うのはおこがましく、「釣りになってない」ってのが妥当なところ。木の枝や竿先に糸を絡ませたり、自分にフライを引っかけたりの連続で、トラブルの対処に圧倒的な時間を費やしてたような気がします。ため息つきながら「もうやめてやる」と幾度思ったことか。 続きを読む シーズン2011を省みる