タマゴを半ダース

明日は、初めて釣り大会なるものに参加する予定です。場所は管理釣り場でターゲットは主にニジマス。ほかにヤマメもイワナも放流されるらしいのです。

どんな状況かまったく分からないので、とりあえず、いつもより大きめのニンフを巻いたのは先日書いた通り。そして今日、さらに何本か追加することにしました。 続きを読む タマゴを半ダース

往年のソロクッカー

野遊びのお供として、最初に手に入れたソロクッカーは何だろう? まだ高校生だった頃、ワンゲル部にいた年上の従兄弟に飯盒をもらったり、軍払い下げの店でメスキットを買ったりした記憶はあるものの、ついぞ使わなかったような…。

本来の目的通りにきちんと野外料理をした品となると、「EPIgas」(ユニバーサルトレーディング)の「クライマーズクッカーW」が最初のような気がします。以前のエントリーで触れたプリムスのIP-2243とセットで使うことが多かったので、かれこれ15年以上も前の話。そうそう、神保町のさかいやスポーツで買ったんですよ。 続きを読む 往年のソロクッカー

「重厚長大」毛鉤を巻く

日曜日の昼下がり、久々に毛鉤を巻きました。今回のテーマは、いつもより「大きくて重いニンフ」であります。

フックはTMCの3769と200Rで、サイズはいずれも10番。シーズン中は14~16番あたりを使うことが圧倒的に多いので、自分としては大きな部類に入ります。

特に明確なイメージがあった訳ではなく、自宅にあるマテリアルを使って、ニンフっぽく機能しそうなものを適当にタイイングしてみました。 続きを読む 「重厚長大」毛鉤を巻く

初めてのコンパクトストーブ

渓流釣りが禁漁期を迎えたのを機に、アウトドアグッズを収納している物置の大掃除を始めました。日頃は手入れが行き届いていないので、ゴチャゴチャもよいところ。スペースも限界に近づいてきたので、巷間言われる“断捨離”でも実践しようかと…。

利用頻度の少ないモノは必然的に奥にしまい込まれており、ここに手を伸ばすと昔懐かしい“あれやこれや”が出てきます。釣りネタに乏しいシーズンオフは、整理整頓と合わせて、目に留まったアウトドアグッズのことでも書いていこうかな。 続きを読む 初めてのコンパクトストーブ

シーズン2011を省みる

フライフィッシングを本格的に始めてみた今シーズン。その率直な感想はというと…「何でこうも釣れないんだ!?」。これまでのエサ釣りやテンカラに比較すると、釣果がまったく伸びない1年でありました。

釣法うんぬんの話じゃなくて、ひとえに経験不足、つまりは「下手」なのが原因なんでしょう。シーズン当初を思い起こせば、「釣れない」と言うのはおこがましく、「釣りになってない」ってのが妥当なところ。木の枝や竿先に糸を絡ませたり、自分にフライを引っかけたりの連続で、トラブルの対処に圧倒的な時間を費やしてたような気がします。ため息つきながら「もうやめてやる」と幾度思ったことか。 続きを読む シーズン2011を省みる

フラット化する社会(The World Is Flat):鹿留川編

東京近郊の多くの渓流がシーズン最終日となる9月30日。ここ数年は鹿留川に向かうのが恒例行事となっています。そして今年もジーザスとヒレピン子、そして私の3人は休暇をとってラスト釣行に赴いたのでした。

朝からスカッと晴れ渡ったものの、一抹の不安がぬぐいきれません。そう、あの台風12号と15号の影響です。まだ水量が相当多いんじゃないだろうか、濁りも引いてないんじゃないだろうか…。このところ、行く先々の川がかなり荒れていたので、ややナーバスになっている面々。 続きを読む フラット化する社会(The World Is Flat):鹿留川編

己の振り見て、我が振り直せ

台風15号の爪痕は深く、あちこちの川はまだ相当に荒れている模様です。先の週末は秋分の日をからめた3連休でしたが、このタイミングでの釣行は早々に諦めたHOOK & COOKでありました。

それにしても澄んだ秋空はどこまでも高い。早起きした日曜日、どうしてもロッドが振りたくなって、近くの空き地に向かうことにしました。ついでにビデオカメラも持って“自分撮り”を敢行することに。前々から己のキャスティングを客観的に見てみたいと思っていたんですよね…。 続きを読む 己の振り見て、我が振り直せ

そして僕は途方に暮れる

You must lose a fly to catch a trout.
──大きな目的を達するには、小さな犠牲を覚悟せよ

言われるまでもなく、どんだけフライをロストしてもいいから釣れてくれよとの思いで臨んだ日原川釣行だったんですけどね…またしても残念な結果に終わってしまいました。 続きを読む そして僕は途方に暮れる

渓流での意思疎通

A: 「下流は蜘蛛の巣ばっか。そっちは釣れた?」
B: 「確かに雲が厚いなぁ。これじゃ雨が止まねぇぞ」
A: 「えー! アマゴとヤマメだと?」
B: 「言わないこっちゃない。2時までメシ休憩だな」
A: 「はぁ。イワナ? ニジマス?」
B: 「“雨後の荒食い”に期待しますか」
A: 「何だ、ウグイかよー」

これは極端な例ですが、渓流では瀬音に声がかき消され、ちょっと離れただけでもコミュニケーションがちぐはぐになってしまいます。トランシーバーを用意したこともあるのですが、操作が面倒だし水没させるリスクもあるので、結局使わなくなってしまいました。 続きを読む 渓流での意思疎通

イメージトレーニングか幻想癖か

人は、何事かに没頭すると周囲の風景の中に“独自の世界”が見えるものらしい…。名付けて熱中性幻想シンドローム?  「人は」なんて書いて一般化してみたものの、もしかしたら自分だけかな?

ずいぶん前、携帯ゲームのテトリスにどっぷり浸かっていた頃には、「浴室のタイル張り」や「高層ビルの窓」の配列の中に、テトリスのブロックが浮き出るように見えたものです。
──「あっちを左隅に追いやって、こっちを右90度回転させて落とせば2段消し!」 続きを読む イメージトレーニングか幻想癖か