Zoff偏光グラスの現在と未来

釣り用の偏光グラスを幾つか使ってきましたが、最近はPARIS MIKIとFly Fisher誌のコラボモデル「SP FIT 401」を着用することが多くなりました。ジャケット(偏光グラス一体型のカバーアタッチメント)外せば、ごく普通のメガネになるので何かと楽ちんなんです。

つい先日も普段使いのメガネとして外出。ところがランチの店で、袈裟懸けしていたメッセンジャーバッグを首から抜こうとした瞬間に、弾みでメガネを飛ばしてしまい、右側の度付きレンズが外れてしまいました。げげっ、自分で簡単には直せそうにない…。鶴川釣行の前日のことです。

さて、どうしよう。その場は片目状態でも平気だと思いましたが、問題は翌日に控えた釣り。乱視が進んだ今の視力に合わせているのはSP FITだけなので手持ちの代替品ではちょっとおぼつかないかも…。

そんな時に「Fly Rodders」誌9月号で、低価格メガネチェーンのZoffが釣り専用モデルを発売という広告を見たのを思い出しました。とりあえず見るだけ見てみようか。──最寄りの店舗をiPhoneで調べてみたら、新宿の駅ビルにあるみたい。なんだ、目の前じゃん。

インダストリアルデザイナー・大浦イッセイ氏によるデザイン

というわけで現物をチェックしにいくと…ありましたありました。「Zoff FISHING」というモデルです。自らもバス釣りが趣味という店員さんが色々と説明を加えてくれました。

フレームを見ると、レンズをはめ込むリムが二重に切ってあります。内側には度付きのクリアレンズを、外側には偏光フィルターを入れる構造。そんで、後者の偏光フィルターは自分で簡単に取り外しができるってのが売りみたい。周囲から日差しが入り込みにくいよう全体のデザインも考慮しているとのこと。

価格は15,750円也。3プライス(フレームとレンズセットで5,000/7,000/9,000円)展開が基本のZoffとしては高めの設定ではありますが、一般に度付き偏光グラスを作るのを考えたら格安かも。標準でグレー/ブラウン/イエローの偏光フィルターが付属し、好みで付け替えられる点も魅力です。

オーバルとスクエアそれぞれのタイプをかけ、鏡と睨めっこすることしばし。いつもスクエア系を選びがちなので、今回はオーバルにしよう。よし決めた! ─と、お買い上げに至ったのでありました。視力検査をしてから正式オーダー。混んでなかったので、ものの30分で完成です。はやっ。

早速、翌日の鶴川釣行にデビューさせました。この日は夜明けとともにスタートだったので、一番薄いイエロー系の偏光フィルターをチョイス。これまでグレーかブラウンばかりだったので、最初はちょっと戸惑いましたが、すぐに慣れて快適そのもの。なかなかのコストパフォーマンスに満足です。

さてさてSP FITのレンズを修理したら、どう使い分けようか。これまで、意地を張って老眼進行という現実に目を背けてきたわけですが、さすがに厳しくなってきた今日この頃。近い将来、Zoff FISHINGの度付きクリアレンズを遠近両用タイプに買い替えて、いよいよもって新たな世界に踏み出そうかな、なんてことも真剣に考えているのでありました。

標準で3色の偏光フィルターが付属してきます

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