8月も終わり、あまりにも夏だった日々の天候にようやく変化が訪れたかしらと感じ始めていた9月1日の丹波川への釣行。
朝起きた時から嫌な感じはしておりました。
釣りの日は朝起きると取り敢えずカーテンを開けて天気を確認するのですが、その日は何とも重そうなどんよりとした雲が、上空低くたれ込めていたのでありました。
持ち前の楽天的な性格で「まぁ大丈夫だろ」と何の疑いも無く家を出ます。
すると、案の定その時分には青空が広がっていたのでした。
「やっぱり大丈夫そうだよね」とは思ったものの、実になんとも不愉快な朝焼けの色。ちょっと毒々しい感じ。
最寄りの駅でヒレピン子と合流し、ドングリ隊長の待つ集合場所まで電車で15分程移動する途中で、「ありゃりゃ?」と思う間に豪快な雨の中へと電車は突っ込んで行ったのでした。
この辺りからだんだんと嫌な予感が心の片隅で大きくなり始めます。
集合場所の駅で電車から降りる頃には、まさにバケツをひっくり返したかのような雨。駅のトタン屋根を激しく打つ雨音。改札を出ても動くことが出来ずに立ち止まる人々。いわゆる最近流行の集中豪雨のような降り方です。
さすがにこれはひどいと思いましたが、ブッダを含めてそこに集合した4人が誰も「止めようか」とは言わない所が恐ろしくもあり。
車へ移動し、重い気分で出発となりましたが、雨足は一向に衰えず。「ワイパー効いてないんじゃね?」な感じの雨の中を車は一路中央高速へと向かうのでありましたが、現在地は豪快に降っているのに後ろの方(東の方角)では日が射しているというなんともムカつく天気。降ってるのはここだけか!豪雨の中から富士山のシルエットが見えたり虹が見えたりと、実に忙しい空模様です。
でも、そういうことならそのうち晴れてくるんじゃ、と淡い期待も抱かせます。
高速道路に乗ると雨も小振りになり、青空が近くに見えるようにもなってきました。なんとか峠は越えたようでしたが、結局この日は一日中降ったり止んだり踏んだり蹴ったりの天候でした。おかげで(かどうかは判りませんが)釣果も踏んだり蹴ったり。思った程川の水量に雨の影響が無かったのが幸いです。
いつもは富士山を見ながら走る高速で、この日は虹を何本も見ました。一日でこんなに虹を見たのは初めてです。まぁそれだけが救いっていうか。
川に着く前に撮った写真の方が多かったのも初めてですが。