オリンパスの防水&耐衝撃デジカメ、「OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough」を入手しました。流れを漕ぎ分けたり岩場をよじ登ったりする渓流釣りのシーンで、元来オッチョコチョイの私が使うカメラとしては最適なスペックです。
手持ちの「μTOUGH-8000」を現役復活させることも考えたのですが、大きくは2つの理由で新規調達に心が動きました。
その1) “半水中写真”を撮ってみたい
水上と水中の風景が1枚の中に収まっている写真ってありますよね。釣り雑誌のトビラなどを飾っていて、ラインをたぐり寄せる釣り人と逃れようとする渓魚が水面を挟んで拮抗している姿を捉えたりする、アレです。
これまでは一眼レフ+専用ハウジングという高級機材でなければ難しいショットだった訳ですが、TG-2は、その世界にちょっとだけ近づけるかもしれないと期待させるオプションが用意されています。
それは防水仕様のコンバージョンレンズ「フィッシュアイコンバーターFCON-T01」。先端部の径が65mmあるので“半水中”の構図が維持しやすそう。従来換算で18.5mmになるワイド端の焦点距離は、広い範囲を写し込み、合焦範囲も深くなりそうです。
その2) GPSロガーとして使ってみたい
TG-2にはGPSが搭載されていて、撮影ポイントの緯度経度の情報を記録できます。さらに、位置情報を一定間隔で記録し続ける「ロガー」としての機能もあり。
釣りから帰ってきて地図を眺め直すと、「自分はどの辺りまで叩き上がったんだろう?」という疑問が湧くことがあります。釣りに夢中になって周囲の地形を覚えていないことが間々あり、どちらかというと記録癖のある自分としては、ちと残念なのです。
GPSロガー機能を使えば、その日に行動した軌跡を地図ソフトに重ねて表示できたりして楽しいのでは!? もちろん、それ専用に設計されたものじゃないので情報精度に過度な期待をしちゃいけませんが、おおまかな目安ぐらいにはなるはずだよなぁ。
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──こうした幻想は往々にして失望に帰着するのがオチであることは分かっているものの、それでも「これまでにはない写真が残せるかも」「自分の行動範囲を精緻に“見える化”できるかも」という淡い期待が我が物欲をくすぐってしまうのです。
仕事が慌ただしくて、まだ説明書もろくに読んでいない状況なのですが、とりあえずは明日の釣行に持参する予定でいます。