テンカラ始めました。
エサ釣りに飽きた訳では決してないのですが、今年からテンカラもやってみることにしましたよ。強いて理由を上げるとするならば、毛バリ派のドングリ隊長・ブッダに加え、ヒレピン子もテンカラを始めると言い出したからです。まぁ、理由なんかどうでも良いのですが。
という訳で、テンカラ初心者の登場です。よろしく。
初めてのテンカラは去年の小菅の釣り大会。この時に、ブッダに基本を丁寧に教えてもらいました。管理釣り場だったおかげで1尾釣ることができました。ありがとうブッダ。
その後今年に入って、鹿留や丹波川、鶴川などでも少しずつやってみております。
高くはないですが自前の竿もちゃっかり用意したので(←結構本気)、さすがに最近はちょっと考えながら振っていましたよ。
テンカラの諺
テンカラは「12時-2時」。これは、竿を振る時の竿の角度を表わす諺(←違う)だそうです。ラインを引く時は12時まで、ラインを振り込む時は2時の角度で、その間で振りなさい、と。これがなかなか難しい。自分ではそのつもりでも、振ってるところをビデオを撮ってもらって見てみると、普通に10時-3時とか振っちゃってますわ。
諺になるくらいだから、それはさぞかし正しい真理なのでしょうが、ここは一つ「初心者」という免罪符を使わせていただきまして、まずはラインが上空で綺麗な弧を描くように振ることを心掛けることにしました。何故って、そうしたかったからです。綺麗な方が気持ちいいでしょ?
テンカラというのは「10 Colors」のことであるという言い伝えもあるように、そのやり方は十人十色であると言われているようです。「ラインが上空で綺麗な弧を描くように振る」ことを目指すことにしましたが、これは別にどんなやり方でも構わないのです。好きなように生きましょう。
初めての難関
さて、振り方にいろいろ問題はあるものの、まずは慣れが肝要です。ようやく本題。
初心者なりに一生懸命、思う所に飛ばなかったり毛針を見失ったり木に引っ掛けて本当に毛針を失ったりしながらも、そこそこ上空でのラインの形が整ってきた頃、ふと不思議なことに気が付きました。
毛針が着水する位置がおかしい。振っている時はあそこまでちゃんと届いているのに、いざそこに着水させようと振り止めると、そこよりも明らかに手前に着水するのです。思っている所に投げられないので、変な所を流れるばかりでなく、ラインを見失ってしまって目で追うことすら難しい。
これは一体どういうカラクリなのか? 初心者なりに暫し悩みました。テンカラ最初の難関です。
なぜ届かないオレの毛針?
振ってる時は遠くまで届いているんだから、これは振り止め方が悪いに違いない。そして振り止め方と言えば、意識しているのは例の諺だけです。
つまり、竿を2時で止めることを意識しすぎた為に(止まってないけど)、ラインが飛ぼうとする勢いを殺してしまっていたのではなかろうか?
素人なりにそう思い至って、モノは試しと振り止める時に少しラインを放り出す感じにしてみると、どうやらこれが良かったようです。毛針は上手く飛んでいった先でフワリと着水するようになりました。
この「放り出す」という表現がなんとも感覚的な言葉で申し訳ないのですが、「投げ出す」っていうか「力を抜く」っていうか「置きに行く」っていうか、言い換えた所で所詮語彙が無いので感覚的な言葉しか出てまいりません。なのでここは一つ大目に見て頂いて、十人十色なりの工夫ということで。
ともかく振り止めに一工夫することで、毛針は(ほぼ)狙った辺りに届くようになりました。オマケに毛針の着水地点が予想範囲に収まることで、その後毛針を見失わずに追うことが幾らかは出来るようになりました。なるほど、そういうことだったか。
そんな感じで、どうやら最初の難関は解決したようです。
【格言その1】
「ラインは放り出せ。」
次回は新たなるナゾ、『いつの間にか出来ているラインの2箇所の結び目の怪』に迫ります!