近郊の奥多摩に釣りに行って来ました。個人的には約1カ月ぶりです。自ずとテンションが上がってしまうのですが、期待とは裏腹に、まったく手応えが得られない1日になってしまいました。
午前は日原川の中下流域。街道沿いのバス停付近からアクセスできるエリアです。思っていたより水量があって、水面の流れも結構速い…。岩盤沿いや巻き返しなど、比較的流速のない場所を狙ってドライフライを落としてみるのですが、まったく反応がありません。
ここぞという場所では、何十回も流しました。パラシュート、ソラックス、エルクヘア、クリップル、アントと、フライも結び替えてみました。もちろんサイズも。しかし、小さな当歳魚がいたずらしてつつきにくることすらありません。水面にはまったく関心ないのだろうか…。
魚はいるんですよ。事実、イクラでのミャク釣りで挑んでいたジーザスは、いつもにも増したハイペースで釣り上げていきます。刺激を受けて、やる気ある魚を探して釣り上がろうにも、険悪な場所がそこそこあって、思うように進めません。気がせいても無反応だと集中力が途切れがち。行動もどこか雑になる。うーむ、悪いサイクルに入ってしまったような…。
午後、奥多摩川との出会い、そして本流域へと順に場所を移してからも、状況は大きく変わりません。着々と釣果を伸ばしていく2人のメンバーを横目にひたすらキャストを繰り返すのですが、やはり相手をしてくれる魚は現れず。
唯一の反応は、古里のやや上流あたりで釣っていた時のこと。岩の直後にできた緩流帯にパラシュートを落とすと、真下から推定16~18cmのヤマメがいきなり出てフライを咥えました。毎度のびっくり合わせになったのかティペットがアイの所からプッツン。直前の流木に絡むアクシデントで糸が傷ついていたか? これをものにできなきゃいかんのだよなぁ。
この時、すでに16時過ぎ。ワンチャンスを逃して、もはや釣果ゼロが確実な展開っす。ため息つきながら、ふと下流に目をやると、またまたジーザスにアタリがあった模様。その場の雰囲気からして、通常サイズじゃないかな? 駆けつけてみると…これは別エントリーで報告があることでしょう。
というわけで、オデコをくらった奥多摩巡り。敗因は何だったのか。往路の車中で聴いたT-ARA(女性K-POPアイドルユニット)の個人的一押しメロディを口ずさんでいたのが渓のオンディーヌの機嫌を損ねたか。いや、彼女たちに非はあるまい。しっかり反省し、次回必ずやリベンジを。