SnowPeaker

遅ればせながら、スノーピークの2011年版カタログを入手した。

スノーピークの2011年の総合カタログ。ずっしりとした存在感

昨日、新宿に出かけたついでにL-Breathに立ち寄り、スノーピークストアのフロアでいただいたのである。例年は事前にL-Breathからハガキが届き、それを持って行くことでカタログと交換してくれていたように記憶している。今年は(すでに会員登録していた)「スノーピークポイントカード」をスタッフに提示すると、その場ですぐに進呈してくれた。

A4版で約320ページ、背表紙の幅が1.3cmにおよぶフルカラーのカタログは今年も力が入っている。毎年のことながら、入手後しばらくは通勤電車の中でじっくり眺めるのが楽しみの1つで、今日会社に来る時も時間を忘れて見入ってしまった。飽きさせないカタログの秘密はどこにあるのだろう…。それは単に製品のスペックを羅列した内容とは異なり、その製品を使うと、どんなアウトドアシーンを楽しめるかという「提案型」のコンテンツが随所に盛り込まれているからかもしれない。

この点では、ジャパネットたかたの通販番組と共通している点があるようにも思う。売り物がデジカメだとしたら、小難しい解像度の高さなどを訴えるのではなく、「撮影した愛犬を、こんなに大きく印刷して部屋に飾れるんですよ」という生活密着型のプレゼンが絶妙だ。購入後の自分の姿をリアルに空想できればこそ、視聴者はつい「買ってみようか」という気になってしまう。

HOOK & COOKのメンバーにとって、渓流釣りと同じくらいに好きなのが野外料理のひととき。そのベースとなるキッチンやテーブルまわりには多くのスノーピーク製品を愛用している。詳しくは別の回に譲るが、代表例を挙げるなら以下のようなラインナップだ。

  • アイアングリルテーブルセット(ロング、高さ660mm)
  • マルチファンクションテーブル(ロング、高さ660mm)
  • フィールドキッチンテーブル
  • フォールディングシェルフ
  • ギガパワーツーバーナー
  • ギガパワーLIストーブ“剛炎”
  • IGT BBQ Box 焼武者
  • パッドインチェア
  • フォールディングチェア
  • テーブルウェアセット(ファミリー)
  • マナイタセットL
  • スタッキングキッチンツールSET
本棚から出てきたカタログのバックナンバー。2004年あたりからボリュームが急増した

個人的にオートキャンプを楽しんでいた時期も含め、気が付くと色々なスノーピーク製品を入手して今日に至っている。それもこれも、気合いの入ったカタログに少なからず影響されていることは事実のようだ。ちょっと調べてみたら、部屋の本棚に並んでいるだけで1997年からのカタログがすべて出てきた。隅々まで読みふけったからか、どれも相当に傷んでいる。古いカタログの中には自分のウィッシュリストとしてページ中に○印を記したものもあり、パラパラめくるだけで何だか懐かしい気分に浸ってしまった。

ColemanやMSR、Primusなどの海外製品ももちろん好きなのだが、どこかに日本製品を応援したいという気持ちがある。品質はしっかりしているし、練り抜かれた工夫が随所に施されている魅力もある。個人的にスノーピークはその筆頭に挙げられると思うし、ほかにもモンベル、アライテント、ファイントラックなどなど、アウトドア関連で愛着がわく国内メーカーは数多くある。

本格的な春の到来と共に、次は何を買おうかという意欲がじわじわと湧いてきた今日この頃。しかし、テレビを見ていると時折「それ本当に必要ですか?」というACのコマーシャルが流れ、ふと我に返って考え直してしまうのであった。(by ドングリ)

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