久しぶりにフライロッドを買い足しました。今回手に入れたのは、VARIVAS(モーリス)の「iD[iwi drift]783-4」。岩井渓一郎氏が監修したモデルで、型番の通り、7フィート8インチ/3番指定/4ピース構成です。
新製品発表があったのは今年のゴールデンウィーク直前だったでしょうか。事前予約も多かったのか、各ショップでは入荷後すぐに完売となるケースが目立ち、しばし現物を見る機会がありませんでした。
容量オーバーの仕事を2本かかえ、しばしその存在を忘れかけていたんですが、渋谷での打ち合わせがドタキャンとなった時にフライショップに立ち寄ったところ…お、あるじゃないですか。
ジロジロと眺めていたら、すかさずスタッフさんが声をかけてくれました。──「岩井さんのロッドというと、バット部からかなり曲がる柔らかいイメージを持つかもしれませんが、こちらの味付けはちょっと違います。実際に振ってみるとわかるように、芯に適度な張りを感じますし、コントロールしやすいと思いますよ」。
何だったらラインを通して試し振りしてみますか、とまで進言されたものの、不格好なキャスティングをご披露するのは憚られるし、わたしなんぞに細かいニュアンスは分かりませんわ。
リールシート周りも含めて仕上げは良さそうだし、ロッドケースも思いのほか立派なものが付属しております。これで税込み2万0475円っつーのは確かにお得のような…。難儀した2つの案件とも無事に先が見えたことだし、得意の“自分へのご褒美”として買っちゃいますか。──「こちら、いただきます!」。
7~8フィートで3番指定という、似たスペックのロッドばかり揃えてどうすんのという話もありますが、いつも向かう川の規模を考えると、このあたりがベスト。竿先をへし折ったりのトラブルが多い私にとってはスペアは必携なのです(と言い訳)。
デビューさせたのは前回の日川釣行。最初はバックキャストで荷重をためこむタイミングがうまくつかめませんでしたが、すぐに慣れます。なかなか使いやすいかも。最初の1匹がウグイだったのが微妙なとこですが、何らかの結果をもたらしてくれる1本であることを信じております。