型枠に強制的にバインディングしたフレーム材。余計な水分がほぼ抜けたようなので、グリップと接合する個所がきちんと密着するか確かめてみることにしました。
タコ糸を外すと写真のような具合で、ある程度の曲がりグセがついております(各板の位置合わせのために型枠に固定している段階で側面に鉛筆で目印線を引いておくと何かと重宝します)。
5枚のヒノキ材のうち、最も内側の当て板を除く4枚を手に取って、両端部分をグリップと共に再びタコ糸でグリグリと巻き上げます。力をかけるとヒノキのエッジに糸が食い込みますが、外側の1枚も当て板なので気にせずに。
先に除けておいた内側の当て板を再びセットし(サイズに合わせて両端のカットが必要)、フレーム部分もバインディング。一連の作業を進める中で、フレームの曲がり具合を今一度整えます。これで、グリップと一体化した状態で全体の形を確認することができるようになりました。
肝心のグリップとの接合部はというと…何やら微妙に隙間があいている気がします。特にRがきつい方。バインディングが弱いこともあるのでしょうが、密着度が高まるように鹿角の側面をサンドペーパーで調整しなければならないようです。うーむ、ちと難しいぞ。
後々、フレームとグリップは強力な「アラルダイト」で接着する予定です。にしても、接合部のすり合わせをうまくことやっとかないと十分な強度が発揮できない予感。もとより、鹿角と木という異質な素材の取り合わせだしなぁ。
当初の予定にはなかったのですが、グリップとフレームを接合するにあたって、木ねじ等で補強する策も検討しなければならないようです。