いざ解禁!渓流へ。(ただし雪)

いても立ってもいられずに、3月1日、行ってまいりました渓流へ。
既に前々週あたりからソワソワしだしていたメンバーと、鼻息荒く足取り軽く、一路山梨へと向かいます。
しかしご存知の通り、先月記録的大雪に見舞われた山梨県。一体どんなことになっているのやら不安も拭えません。

例年ですと渓流解禁初日は日川へ赴くのが常となっていましたが、日川は標高も高く、恐らく相当雪が残っているだろうと泣く泣く回避。おばさん、ごめんなさい。断腸の思いで最も平野部に近いと思われた鶴川へ行くことになりました。
しかし現地に着いてみると、鶴川は鶴川でかなりの残雪量。目の前には雪国の光景が広がっていたのでした。
山梨県民の方々は本当に大変だったのであろうことが、容易に想像できました。雪が降ってから2週間も経って尚この雪の量、当事のご苦労はいかほどばかりのものであったことか。
ちょっと複雑な気持ちで河原に降り立ちます。

解禁初日の雪景色。
解禁初日の雪景色。

雪は本当に厄介です。
歩きにくいだけではなく、滑ったり雪の下の危険が察知できなかったりで危ないことこの上ない。雪の下に地面があるとは限らないとか一体どんな罰ゲームなんだ。いくら何でも他人の足跡の上を歩けば大丈夫だろうと踏み込めば足跡の底が抜ける始末。ウェーディングスタッフが幾らか役に立つかとも思って使ってみましたが、それすらあまり効果はありませんでした。川は水量が多く、陸がダメなら川を、という訳にも行きません。行動範囲は限られます。
結局この日は、いつもの釣行に比べると3分の1くらいしか歩かなかったのに、いつもの3倍くらいの体力を消耗してしまいました。

さて肝心な釣りの方はと言えば、こんな雪の状況でお魚たちが元気に動き回っているはずも無く。こういう時はエサ釣りで、重めのオモリで川の底の方を流すに限ります。勿論エサはイクラです。
今年の第1号はヒレピン子でした。「さっきそこ通ったやんけ!」みたいな所で釣れていたようです。
途中で出会った漁協の人は「この雪だから解禁に合わせた放流はしてないよ」と言っていたし、「こんな状態じゃ釣れなくて当たり前だよね」などと呑気に構えていたのですが、釣れるとあれば頑張らなくてはなりません。先に釣られてしまうと若干焦りも出てこようというもの。
流れのゆったりとした所の底の方を重点的に流します。寒い時のアタリは「来た!」って感じではなく、「あれ?来たかな?」みたいな、何となく仕掛けが重くなったような感じです。で、引っ張ってみると掛かっていたりするのです。
なんとか午前中にこちらも1尾、20cmオーバーでそこそこ引きの良いヤマメを引き当てることが出来ました。
坊主でなかっただけでも大満足です。

午後は移動して、結構魚がいる場所に上手く当たることが出来ました。地元の人が1人で30尾も釣った後でしたが、それでもそこそこ魚は残っていた様子。運良く魚溜まりに糸を垂れることが出来て、そこでは結構楽しめました。寒かったけど
結果、午後は5尾ほど釣り上げられて大満足です。あぁ、釣りって楽しい。
この日はフライを貫き通したブッダ以外は、みんな何かしら釣ることが出来たのでした。

今年1尾目のヤマメちゃん。
今年1尾目のヤマメちゃん。

天気もあまり良くはなかったものの、なんとか曇りで持ちこたえてくれたのはありがたかったです。
気温自体は言うほど寒さを感じることも無く。雪の上に立っているより川の中の方がマシな感じ。一言いうならば「ヒートテック最強」。
2014年も楽しい釣りが出来そうです。

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