ウェーディングシューズがへたってきたり、リールの調子が悪かったりと、シーズン開幕を機に新調を検討しなければならないものが多々あったはずなのですが、さほど優先順位が高くないウェーダーを買ってしまいました…。
これまで使ってきたのはSimmsのウェストハイ。水量が比較的少なくて川幅も狭い渓流域に出向くことが多いので、腰丈もあれば十分かなぁとの思いで選択したのでした。かさばらないし、気温の高い夏場なんか快適だしね。
特に不満もなかったのに、何故ウェーダーを買ってしまったかというと…。あれは今年の正月明けのことだったか、暇にまかせて釣り関係のWebサイトを巡っていた時のこと。たまたま杉坂研治氏の「KenCube」に辿り着き、つらつらと眺めているうちにウェーダーのセール情報が目に止まってしまったのです。
それは「Aquaz 防水ZIPウェーダー(DRYZIP chest wader)」というモデル。マイナーチェンジを間近に控えた現行モデルが、4万9800円→1万9800円と大幅値下げで売り出されていたのでありました。米国のフライ関連のオンラインショップでちょこちょこ見かけていたので、てっきり現地ブランドかと思っていたら、実は韓国のメーカーなんですね。
チェストハイながら、YKKの防水ジッパーが前面にあしらわれていて着脱が楽ちんそう。胸部2つの大型ポケットはデジカメなどを入れるのにちょうどよいかな。シルエットも細身で好印象。当然のことながら透湿防水素材でできているんで、これで2万円を切るっていうのはお買い得なんじゃなかろうか。
──ってなことを思いながらも、仕事が始まって日々忙殺されているうちに、すっかり忘れかけていたんです。ところが2月のある日、PCのブラウザのブックマークを整理していて、ふとKenCubeを再訪することとなりました。
そうだそうだ、そうだったんだ。でも、もう在庫ないかもなぁ…と、その製品ページを開いてみると、目星をつけていたMT(ミディアムトール)が、残り僅かながら残っているじゃないですか。むむっ、どうしよう。これは買えってことなんだろうか!? 悩むワタクシの頭の中に林修先生がやってきて決めゼリフを吐くもんだから、結局はポチっとやってしまいました。
最近のECサイトと物流網の連携ってすごいですね。岡崎市にあるそのショップから、翌日の午後には東京の私の手元に商品が届きました。はやっ。佐川さんグレート。
初めて着用したのは先日の鶴川。おろしたて直後のゴワゴワ感がなく、すぐに体の動きになじみました。耐久性などは、しばらく使い込んでみなきゃ分からないところですが、全体としての第一印象はよい感じ。蒸し暑くなるまでの間、こいつでどっぷり川に浸かろうと思います。