入退渓に難儀したり、渡渉中に転倒したり、帰りの運転で足がつったり…。何となく足腰が弱ってきたように感じる今シーズンでありました。こんなことじゃいかん。アクティブに釣りを楽しめるように、普段から体力づくりに努めなければ。
なんて言っておきながら、定期的にジムに通うとか早朝からジョギングするとかのガッツは持ち合わせておりません。もっと手軽で続けやすく、基礎体力の増強に役立つ運動はないものだろうか。ってな観点で、ちょっと前から関心を寄せていたのがノルディックウォーキングであります。
いつだったか、近くの公園を散歩していた時に、両手でポールを突きながら、姿勢よく早歩きしているグループに遭遇したことがあります。その時は、そんなアクティビティがあるんだ程度にしか気に留めなかったのですが、後になって、それがノルディックウォーキングなるものであることを知りました。
クロスカントリースキー選手のトレーニングに端を発し、そのハードルを下げつつ一般人でも馴染める形に進化してきたのだそうです。ウォーキングに、上半身のポールワークを加えることで、全身を使った有酸素運動になるのだとか。
ポールはトレッキング用で代用できそうなものですが、専用品が売られています。グリップ&ストラップ周りや、先端のゴムチップの形状が、ウォーキングをアシストする動きに最適化されているらしいっす。
道具を揃えることが運動を始める1つのきっかけにもなるだろうということで買ってみました。LEKIの「トラベラーショート」というモデルです。独りでは長続きしない懸念もあるので、家人用に「シュプリーム シャーク2」ってのも追加しました。
実践するにあたって参考にしたのは「ノルディックウォーキングStarting book」(発行:スキージャーナル)という本。中身はさほど読まず、付属のDVDをざっと観たという程度ですけど。どうやら、ポールで地面を突く動きを推進力にするってなことを意識するとよいようです。
でもって、トライしてみました。最初から細部の所作を考えすぎるとギクシャクしちゃいます。ポールを引きずりながら自然体で歩き、腕の動きを徐々に加えていくとリズムがつかめてきます。グイっグイっとポールを突くタイミングで力を込め、フォロースルーで腕とポールが斜め後方で一直線になるように心がける…。こんなんでいいのかな。
一連の動作がスムーズになると自然と胸を張るスタイルになり、歩幅も広がってスピードがついてきます。二の腕が結構シンドイですわ。20分も続けると息も上がってきます。ゼイゼイまでいかず、ハァハァの状態。思ってたよりも運動量が多いかも。
ハードすぎず適度なエクセサイズというのが第一印象。後は、毎日のように続けるモチベーションをどう維持するかが課題かな。運動能力が多少なりとも上がっていることを実感できる指標があれば刺激になるんだけど…。
ここは、購入後とりあえずは毎日身に付けているNIKE+ FUELBAND SEのセッション機能を使って毎回の運動量をグラフ化してみるか。あるいは、iPhone向けのNIKE+ Runningアプリでコース等を記録するのもありかな。ハートレート(心拍数)モニターを調達して、そのデータを加えればさらに面白いかも!? いやいや、Apple Watchが発売されれば、あれやこれや…。
とまぁ、いつもながらの本末転倒で、ガジェット遊びに夢が膨らんでいるのでした。