シーズンオフのこの時期、特に予定のない休日なんぞは、何か釣り道具を自作しようとの気持ちが芽生えてきます。でもって、今回思い付いたのは、首からぶら下げて使うタイプのフライケース。
メーカー各社から、ラニヤードと小型フライケースを一体化した商品が出ていますよね。ティムコの「TMCフライピットラニヤード」とか、C&F Designの「ライトウェイト チェスト スタック」とか。これらに類するモノ(チェストフライケース?)を作ってみようという算段なのであります。
まずは中核となるフライケースの製作から。基本仕様としてざっくり考えたのは以下の項目です。
- 加工が容易で軽く仕上がる木製とする
- 上面をフタとするシンプルな木箱構造
- 接着は木工用ボンドのみで済ませたい
- カット済み素材を巧く使って、切り出し等に手間をかけない
- 蝶番2ケによる開閉。キャッチは小型磁石で
- フライを留めるフォームは市販品を流用。できれば2面
- マーカーやショット等の小物を収納するケースを内蔵する
- 塗装は油性ウレタンニス
さてさて、概寸をどうするか。フォーム材を決めることが1つの起点になりそうですな…。候補として目をつけたのが、C&F Designの「フライファイリングシステム」に用意されているSサイズのシステムフォーム。これまでも同社のフライケースを使っていたので馴染みがあります。いろんなタイプが用意されているので、目的に応じてフォームを取り替えるのもいいかも!?
サイズはというと、80×112mmらしい。これを念頭に置いてケース本体の大きさを検討しつつ、何か適当な材料がないか探してみますか。早速、東急ハンズ新宿店に向かい、クラフトコーナーをあれこれ物色してみました。
使えそうな材料がいくつか見つかりました。ざっとこんなところです。
- 木製ハガキとして売っている100×150×5mmの薄板(木種によって150円〜)
- 20×8×90mmのヒノキの角材(160円)
- NAKAZIMA/NPK製の小型クリアケース(28×39mm、6ケ入、200円)
- 幅30mmで真鍮製の蝶番(4ケ入)
- 直径5mmの小型円形マグネット(2ケ入)
必要事項をメモ帳にしたためて、一旦は帰宅。あらためて簡単な設計図のようなものをPCで書き起こしてみると…ふむふむ、何となく巧くいきそうですわ。原寸大にして印刷したところ、ちょっとだけ大きい気もするけれど、ま、いいか。まずは1つ作ってみることにしようっと。
ということで翌日、再びハンズに赴いて前述の材料を一通り買い揃えました。ついでにシステムフォームを探しにサンスイに立ち寄り、6列144スリットの「FSA-1506」と、それを固定するスペアフォームチェンジャー「FSA-00」も調達。スレッダーを6本セットできる「FSA-201」も欲しかったんだけど、残念ながら店頭在庫がありませんでした。
はたして構想通りに完成するのだろうか。近日中に途中経過をご報告いたします。