久々に好天に恵まれた土曜日だというのに、釣りではなく出勤モードであります…。そんなこんなでエントリーもままならぬ状況が続いておりますが、3月29日に鶴川、4月4日に鹿留川に行ってきました。中央道が渋滞しない限りどちらもアクセスがよく、我々にとっては釣行ローテーションに欠かせない河川です。
鶴川は、去年おととしと何度も通いつめ、メンバー一同それなりに楽しめる川とのイメージが定着してます。──「今週末、行く?」「どこにする?」「近くて、1匹は顔を拝めそうなとこ」「じゃあ、“ツ”にしとく?」ってな具合。しかし、ジーザスが書いていたように、今期初めて訪れた鶴川は、苦戦を強いられたのでした。
水温が冷たく渇水気味。午前はドライフライで通してみましたが、まったくもって反応がありません。川虫の羽化はちらほらと見られるんですがね…まだ魚たちは上を向いていないようです。ならばと、午後はテンカラで挑みました。ビーズヘッドの重いニンフでの底流し。──とある淵で一度だけアタリがありました。残念ながらフッキングせず、鉤に触ってしまったこともあって2度目はなし。その後は何事も起こることなく、結局はボウズという残念な展開で終わってしまいました。
雪辱を果たそうと翌週に向かったのが鹿留川でした。午前に入渓したのは支流の大沢。細い流れに木々が覆い被さっている薮沢で、のびのびキャスティングできるような場所ではありません。いつも使うのは6ftジャストのショートロッドで、ピンスポットに打ち込んでいくような釣りとなります。
準備を整えてスタートしたわずか2投目でドライフライにヤマメが出ました。しめしめ、今日は魚の活性も高いんじゃない?ってなことを考えて調子に乗ると、なかなか後が続きません。それでも、昼までにイワナを2匹追加できたので、よしとしましょう。
午後には鹿留川本流に移動して、2個所ほど探ってみました。どちらにも魚影は確認できるのですが、時間帯のせいなのか、それとも日頃からプレッシャーが高いせいなのか、簡単に口を使ってはくれません。特に上流域においては、フライを追うものの直前で見切られることが頻発。しまいには、尾びれでフライを引っ叩かれるなんてこともありました。
──という感じで、初春の川をゆるゆると楽しんでいるうちに桜は散り、緑眩い季節になってきました。いよいよ毛鉤にはもってこいのシーズンがやってきます。ちょっとずつフライを巻きためておかなければ…。いや、それ以上に、週末に時間を確保するためには、目の前の大きな案件を片付けなければ。さて、仕事だ、仕事!