我々が釣りに出かける時には、ほぼ100%といっていいほど、まずは調布ICを目指します。朝6時半くらいに高速に乗って中央道、もしくは圏央道を経由して現地に向かうってのが、毎度のパターンかな。
解禁の頃はクルマも少なくスイスイと走り快適なんだけど、4月末以降、特にGWなんぞは絶望的な大渋滞となることもしばしばで、ひどい時には、たかだか八王子JCTまでに1時間以上を費やすなんてことも。こんなタイミングでの釣行は、例え渋滞に巻き込まれても我慢できる範囲、つまりは“近場”を目指すこととなります。
4月25日の葛野川(大月IC)、5月4日の鶴川(上野原IC)は、ともにそんな理由から選んだ河川。東京からのアクセスがよい割には、穴場的ポイントもあって、その日の天候や先行者の有無によっては、良い思いをできることが間々あります。
毛鉤が楽しめるのは藤が咲く頃から、と昔から言われているそうですが、山里は折しも野生の藤が満開の季節。両日ともに、水面に興味を示す魚がそこそこおりまして、ドライフライで楽しむことができました。
4月25日に訪れた奈良子川の最上流部では、無垢なチビヤマメが次々にフライにアタックしてきたのが印象的でした。彼らをうっちゃるために大きなフライを使っても、しつこく喰らいついてくるのです。もっと大きなヤツもいるんでしょうけど、釣れてくるのは手のひらサイズばかり。まぁ、まったく音沙汰ないのよりはよいのですが…。
連休中の4日は、もはやホームリバーといってもよい存在の鶴川へ。今回は、小和田大橋〜青少年自然の里の範囲で、3個所のエリアを選んで入渓してみました。先の奈良子川上流より魚影こそ劣るものの、サイズは鶴川の方が幾分優っているようです。ドライで釣れるヤマメのアベレージは20cm強ってところで、この日のMaxは24cmでした。
ちなみにフライは14番のソラックスやCDCダンあたりが中心。特に反応がよいパターンというのは感じられず、ポイントやタイミングに恵まれれば、ほとんど1発で出たという印象です。大場所よりも、瀬の石周りなどに潜んでいたやつが多かったかな。
さて、この時期から梅雨前あたりまでがドライでのベストシーズンでしょうか。世間一般が連休疲れしている隙に、釣行回数を稼いでおかなければ。というわけで、明日も釣りに行く予定です。