先のGWは、連休恒例の電車釣行にヒレピン子と行ってまいりました。
電車でと言えば、秋川です。武蔵五日市の駅からバスで桧原村へ、7時半くらいには現地に到着できてしまいます。今回は桧原村役場近く、吉祥滝の辺りから南秋川に入渓しました。
そこからの入渓はあまり上流まで行ったことがなかったので、今回はちょっと上まで行ってみようと川を上って行きました。いずれにせよこの辺りは道路から深い位置に川があり、一度進み始めたら滅多に道路へ戻れません。
渓相は素晴らしかったのです。がしかし、魚はいませんでした。途中ヤマメのビチビチ君をヒレピン子と1尾ずつ、なんとか釣ったくらいです。あの様子では、南秋川の他のどの場所へ行っても釣果はパッとしなかったでしょう。
それは寂しいことだったのですが、でも問題はそんなことではありませんでした。先に進むには川に深い場所が多すぎる。しかし後戻りはできないのです。上流へ向かうそこかしこで、ヒレピン子はおニューのウエストハイウェーダーでギリギリ。当然そこは、ヒップウェーダーの限界を超えてしまうのです。
今までは注意もしていたのでそれほど大袈裟な浸水はしたことが無かったのですが、これでは浸水もクソもありません。幾度となく腰まで(←誇張ではなく)川に浸かり、ウェーダー内に水を溜めながら川を進んで行く羽目に。ヒップウェーダーに水を溜めたことありますか? 水でウェーダーがパンパンに膨らんで象の足みたいになって、水の重さで歩けなくなります。下着まで水に濡れるのも気持ち悪い。実に気持ち悪い。寒い日じゃなくて本当に良かったです。
そんなこんなで多大なる苦労をしながら上流を目指したわけですが、実はそれはそれで結構楽しかったりしたのです。大冒険みたいで。「沢登りって面白そうだなぁ」なんて呑気に思っちゃいました。
なんとか道路に登れそうな場所を見つけて、2人で必死に土手をよじ登り生還することができましたが、魚がいなかったことなんかどうでも良くなるくらい、別の意味で楽しい釣行でした。その後たちばな家で頂いたビールとラーメンの美味しかったこと!
他にもヒレピン子が岩に登り損なって川に落ちちゃったり、足を滑らせて捻挫した挙句ヒレピン子の竿を折っちゃったり、いろいろなことがあって充実した1日でしたよ。
しかし、正にウェーダーを買い換えようかと思っているこの時期に限界を超えてしまうと、次のウェーダーはどうしようかと真剣に考えてしまいます。