GoProでのランディングシーン撮影その後

古いOrvisのランディングネットに、GoProを取り付ける細工を施したことを先日書きました。それを手に、釣りに臨んだのは5月30日のことです。

前回、インスタネット+GoProで釣果のコマ撮り撮影を試みた時、結果の画像を見て、もう少しネットを俯瞰するようなアングルにできないかなぁと感じました。そこで、REC-MOUNTSの延長アダプタ(75mm)を入手。ベースマウントとGoPro本体の間にかませ、気持ちだけグリップから離れた位置にセットできるようにしました。通常時はエンド方向に倒しておくことで、岩や木にぶつけるリスクを緩和できるかな。

延長アダプタを使うとこんな感じになりました
延長アダプタを使うとこんな感じになりました

さて実践編。最初の1匹をかけた時、いざGoProのスイッチを入れようとしたところで自分の浅はかさに気づきました。当然のことながら、右手はロッドでふさがっております。電源のONから、カメラ本体を立ち上げて撮影位置に持ってくるまでを左手だけで対処しなければならないわけですが、延長アダプタのせいで、一連の作業が甚だしくやりにくいのです。

GoProをベースマウントに直付しておけば、左手でグリップ橋を握りながら親指で電源投入もポジショニングも何とかこなせます。これは前回に実践済み。ところが延長アダプタを接続した場合、カメラもろとも倒しておくとグリップを握るスペースが塞がれちゃうし、起こした状態だと親指が届かなかったりで都合が悪い。結果、現場で使いこなせない。完全なる構想倒れってやつ。

で、最初はどうしたかというと…まず一旦はネットにランディング。両手を使って一連の準備を済ませ、フライを咥えたままのヤマメをあらためて川に戻してから再撮影しました。何やってんだか。「釣れたからといって弄んでるんじゃねーよ、さっさとリリースしてくれよ」と不貞腐れたヤマメの声が聞こえてきたような。

慣れの問題かなぁとも思って、とりあえずは、そのままの状態で続けてみましたが、やっぱりダメ。2匹目を掛けた時には、走るヤマメをロッドでいなしつつ左手でモタモタ操作しているうちに、まんまとバーブレスフックを外され、逃げられました。何とかスイッチを入れるに至ったものの、写っていたのは、軽くなったラインを見て唖然とする自分のマヌケ顔だけでありました。

という訳で、延長アダプタを使うアイデアは却下。基本形に戻ります。まぁ、それで一連の操作が馴染んだとしても、結局はどれも変わり映えしないカットばかりで飽きが来る…!? うすうすは気づいておりますが、まだまだ試行錯誤を続けてみるつもりです。

この日、唯一まともに釣果が収まっていた1枚です
この日、唯一まともに釣果が収まっていた1枚です

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