失速モード継続中

渓流シーズン終盤の9月、思い入れのある日川と鹿留川のそれぞれに1回は赴いてラストをかざるというのが、ここ数年の慣例となっています。今年もそれに準じて、月曜(敬老の日)にまずは鹿留川へ行ってきました

G.W.に次ぐ“Silver”なる大型連休。出だしの土日ともに首都圏近郊の高速道路は大渋滞になっていることがニュースで報じられていました。「月曜あたりは中だるみするのでは?」と期待し、調布ICから中央道に入ったのは6時半前のこと。確かに前日よりはマシのようだけど、この時間帯の混み具合としては夏休みのピーク時なみの状況です。相模湖ICあたりまでは断続的なノロノロ運転を強いられました。

都留ICを下り、地元のコンビニで入漁券を調達して鹿留川エリアにたどり着いたのは9時を回っていました。午前は支流、午後は本流というのが毎度のパターン(私の希望を押し通しているという説もありますが…)。今回も小さな橋の先を右折して細い山道に突入。まずは支流でイワナ探しです。

水量は平時よりやや多めという感じかな。大きめのフライを結び、長めに漂わせられるポイントに打ち込んで、イワナに見つけてもらうことを心がけます。──反応はあれどなかなか釣れません。相手が見切ったり食い損なったりしても2度目3度目があるのが常なのに、この日は何故だか1回勝負の展開です。

渋いなぁ。たまに釣れるのは15cmぐらいのものばかり。しかも、後が思うように続きません。去年のラストは午後にこの場所に来てペースよくツ抜けしたはず…。そんな状況とは程遠い、忍耐の釣りが続いたのでした。

心機一転、午後は本流筋での勝負です。林道沿いの東屋まで移動するつもりが、途中、崩落箇所があって通行止めになっておりました。やむ無く、そこにクルマを停めてランチ休憩。その後、大規模な工事現場をやり過ごした先から入渓してみました。

フライを流すポイントが良くないのか、アプローチがまずいのか、20cmを超えるサイズは姿を見せてくれません。躊躇なくフライを口にするのは、片手に収まるヤンチャ盛りのみ。同行したブッダ君は8寸ヤマメを何匹か手にしたようですが、我がロッドに掛かることはなく、地味〜な1日はThe End。

有終の美とはいわないまでも、そこそこの引きを味わってシーズンを終えたいもの。とはいえ、残すところ後わずか。このまま失速モードを抜け出せずに終わってしまう気配が濃厚になってきた9月末なのでした。

鹿留川のチビヤマメ。構図を工夫しても、小さいものは小さい…
鹿留川のチビヤマメ。構図を工夫しても、小さいものは小さい…

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