慌ただしかったGW後半

せわしなく日々ドタバタと過ごしているうちに今年の連休も終わってしまいました。本来、藤棚の設置や、エアコンの入れ替えなどを予定していたのですが、突発的な予定が割り込むなどして、どれも中途半端な状態。まぁ、日頃から計画的な行動を苦手としているんで、こんなもんでしょう。

 ◇ ◇

まず54日は、義理の両親を連れて家人ともども出かけることになりました。最近、足腰がめっきり弱くなって家にこもりがちなので、どこか郊外をドライブしリフレッシュしたいとのこと。当初、藤が見頃を迎えた「あしかがフラワーパーク」にしようと考えていましたが、随分と混雑しているそうなので、当日になって代替案を検討しました。

そこで思いついたのが小菅村の「多摩源流まつり」の見物。里山暮らしを希望する人の積極的な受け入れなどでテレビ番組で取り上げられる機会が増えた小菅村が、住人総出で力を注いでいるイベントです。往路は大月ICから松姫峠経由のルートを選びました。久しぶりに通る139号線には、いつのまにやら松姫トンネルが開通していて、峠近くの九十九折を経ずして小菅村にたどり着くことができてビックリ。アクセスがずいぶん楽になった印象です。

村人スタッフの案内に従って、小菅の湯の近くにクルマを駐めて送迎バスで会場入り。いやいや想像以上の人だかりですわ。広場にはテントが何張も設営されていて、ヤマメの塩焼きやら源流ソバやら、地元グルメが味わえます。すぐ脇の小菅フィッシングビレッジでは早朝から釣り大会が催されていたようで、その延長で竿を出している人も見受けられました(おでかけの予定が早々から確定していたら私も参加したのに)。

小菅村で開催された「多摩源流まつり」は思っていた以上に盛況でした
小菅村で開催された「多摩源流まつり」は思っていた以上に盛況でした

時間ごとに様々なプログラムが組まれ、メインイベントである夜の部(日本一のお松焼きや花火大会)へと続くようでしたが、真夏のような日差しがジリジリと照り付け気温も急上昇。義父母の様子を見ると、さすがに辛そうだったので、頃合いを見計らって会場を後にすることにしました。帰路は奥多摩方面に抜け、いつも丹波川や日原川で釣りをした後に通る勝手知ったるルートで帰宅です。GWの狭間なのか、前日の強風で遠出を控える人が多かったのか、渋滞にはまることもなく終日快適なドライブでありました。

 ◇ ◇

当方はカレンダー通りの出勤で6日はお仕事。一方、家人は有休を取得して5日から北杜市にある知人の山荘へと出かけ、私も2日遅れで合流することとなりました。7日(土)のランチタイムには現地入りすると約束したので、逆算すると11時には韮崎ICを下りなければなりません。

せっかくの休暇なので釣りのことも頭をかすめます。以前もその山荘にお邪魔したことがあり、その時は大武川に行ってみたもののポイントが絞りきれないこともあって良い思いができませんでした。さて今回は再挑戦すべきか、行きしなに土地勘のある川に竿を出すべきか。悩んだ末に安直な方を採択することとし、早朝の23時間を鶴川での釣りに充てることにしました。

大垣内の集落に6時前に到着し、そこから9時までの短時間勝負です。駐車した場所で、自転車でやってきた長靴姿の地元のエサ釣りおじさんに遭遇。話を聞くと、連日多くの釣り人にたたかれて相当渋くなっているとのことです。「俺はほとんど動かんから釣り上がっていきな」との言葉に甘えて、先行させてもらいました。

鮎の稚魚こそ数多く見かけるものの、フライを追うヤマメの姿がありません。約2時間ちょい、川通しでゆずりはら青少年の里あたりまで歩きましたが、それまでに手にできたのは16cmのチビ1匹のみ。あまりにも反応がないので、釣り上がりもついハイペースになってしまいます。

最後の最後と決めていた浅瀬のポイントで、やっとのこと勢いよくドライに出る魚に出会いました。小気味よい引きを楽しませてくれた後にネットに収まったのは23cmのヤマメ。その日の展開からいえば、上出来の結末といえるでしょう。これで満足。川の水で顔を洗い、着替えをして、すっきりりん。まるで釣りなどしてこなかったような涼やかな顔で山荘へと向かったのでした。

鶴川短時間勝負で最後の最後にドライフライに出た23cmのヤマメ
鶴川短時間勝負で最後の最後にドライフライに出た23cmのヤマメ

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