シーズン’16の釣行スタイル

幾つかのフライケースや、その他もろもろのグッズを携行するのに、ここ数年はPatagoniaのスリングパックを愛用してきました。何をどこに収納するかも落ち着いて便利に使っていましたが、さすがに毎度同じ出で立ちだと飽きてきたので、今期メインに使うバッグ or ベストを検討することにしました。

いくつか実物を見て回りながら、最終的に選んだのはFoxfireTIEMCO)の新製品「ヒルトップ180」と「デブリパック」の組み合わせです。同社は、メインとサブのパックそれぞれに幾つかのバリエーションを用意し、ユーザーが好みのスタイルを選べるようにする「Tactical Tacking System」を打ち出していて、それを採用したシリーズ製品の1つという位置づけです。

ちなみにTactical Tacking Systemを採用している現行品は以下です。

ヒルトップ180は、ほぼ真四角の小型ラゲッジ(容量約7L)を背負うタイプ。ぱっと見ると小さなデイパックのようにも見えますが構造はちょっと異なります。ラゲッジ上部の左右2箇所に樹脂バックル(オス)があり、身体に固定するショルダーハーネスのちょうど両肩あたりに位置する樹脂バックル(メス)と連結して、ぶら下げるような仕組みになっています。収納物を取り出す時、どちらか一方のバックルを外せば、ハーネスはそのままにぐるり体の前にラゲッジを持ってこれるのでアクセスが楽ちんです。と、文章で書いてもイマイチ分かりにくいと思うので、興味ある方は以下の動画をどうぞ(Foxfireのオフィシャルサイトより)。

 

デブリパックは、フライベストのフロントポケット部分を独立させたようなチェストパック。先のヒルトップ180だけでなく、一般的なザックにも装着できるようになっています。左右のコンパートメントは、C&Fのフライケース(S)を入れても余裕があるし、内部には予備のリーダーなんかを入れておけるポケットもあります。それぞれの前面にフラップ付きポケットや伸縮メッシュポケット等があるので、収納力は思っていた以上。ジッパーで中央から分割できるようになっているのは、取り付けたザックもろとも身体から着脱しやすくするための仕様です。

今でこそ慣れましたが、ヒルトップ180とデブリパックを連結させた状態のまま身に付けるのに、最初は苦労しました。ストラップ類がねじれてしまったり、ハーネスの背中側フラップの位置が決まらなかったり荷物を収めてフロントもバッグもそれなりの重さがあると(特にデブリの方)、その影響で思うようにいかないのです。何回か、家で練習しちゃいました。

私はいつも、それほど荷物を持ち歩かないので、容量は必要十分。フロントもバックも、それぞれ高いポジションを維持しやすくディープウェーディングの際に水濡れを避けられそうです(あまりやらないけど)。既に4回ほど現場に持ち出した中で、ランディングネットを吊り下げる場所や、クリッパーなど細かい道具の配置とかが、こなれてきました。別の日に買ったマルチベルトとの組み合わせで、今期の超高スタイルは落ち着きそうです。

Foxfireの「ヒルトップ180」(左)と「デブリパック」(右)
Foxfireの「ヒルトップ180」(左)と「デブリパック」(右)

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