ネット入魂式@鹿留川

◯◯の一つ覚えと言われそうですが、2日の土曜日にまたまた鹿留川に行ってまいりました。

この日は午後に渋谷で用事があり、昼過ぎには自宅に戻らなければなりません。無理な計画は止めようかと思いつつも、好天は間違いないし、前週に北海道まで行きながら釣りができなかったもどかしさもあって、釣行決断に至りました。早帰りが条件ならば、出発を早めるのみ!

ってなわけで3時起床。簡単に食事を済ませてから出発し、調布ICに乗ったのは30分後のことです。まだ暗い中央道を走り、1時間ほどで都留ICに到着しました。コンビニで入漁券やオニギリを調達して、いざ鹿留林道へ。虹の木橋の手前にある駐車スペースにたどり着くと、あたりも白々と明るくなってきました。

10時納竿と決めて、釣りのスタートです。相変わらず渇水気味だし、日中にはドピーカンが予想されます。ドライフライには、ちと厳しいコンディションか⁉︎ 先日完成させた今期2本目のランディングネットのデビュー戦ともあって、早めに1匹目を拝みたいところです。

例年より水量が少ない鹿留川
例年より水量が少ない鹿留川

──フライに近づく姿は確認できるものの、なかなか喰いません。私のEHCはお気に召さないのだろうか? それでも交換せずにしつこく流しているとやっと本日最初のお魚さんがかかりました。20センチにちょっと届かないヤマメです。とりあえずネットの入魂は完了!

その後も、程よいペースでヤマメが顔を出してくれました。もっとも、サイズは伸びず、せいぜい22cmってところです。まぁ、来るたびにアベレージサイズが大きくなっているのは確かで、この川のヤマメ全体が日々餌を食べて成長していることが分かります。テレストリアルのシーズンを迎えて、このペースがさらに早まるといいのだけれど。

20cm前後のヤマメが適度に遊んでくれました
20cm前後のヤマメが適度に遊んでくれました

それにしても気温がぐんぐん上がって、クラクラするほど。熱中症予防に水を飲み、時には川の流れでジャバジャバと顔を洗います。水温は18度とだいぶ温んだけれど、茹だるような暑さの中ではシャキッと爽快。カラスアゲハもまた、そこかしこで群をなして給水しているのでした。

大型のメイフライもちらほら
大型のメイフライもちらほら

反応に恵まれて夢中になると、この日に許された5時間なんてあっという間。気がつくと、結んだフライは最後までEHCのみでした。ナノスムースコートの鉤は確かにフッキングしやすい気がするもの、ランディング直前に激しく首を振られて逃げられる場面も随分とあったような。薄がかりなのか、スムース故の抜けやすさなのか

そんなことを振り返りつつ、定刻通りに納竿。首筋に流れる汗を拭って退渓すると、凶暴な太陽に熱せられた林道の先に逃げ水が揺らめいて、周囲の瀬音とシンクロしているのでした。

新しい自作ネットへの入魂も完了です
新しい自作ネットへの入魂も完了です

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