ドライフライでの釣りに欠かせないフロータント。かねてから愛用しているのが、シマザキドライシェイクスプレーです。なんだかんだいって、使い勝手と浮力性能のバランスがよいと感じているのが理由かな。ただし、いつもの癖で頻繁にシュ~ってやってると、新品でもその日のうちに使い切ってしまうこともざらで、コストパフォーマンスはすこぶる悪いっす。
使い慣れたものが現場で空っぽになってしまうと心許ないので、釣行時にはいつも新品を1本もっていくように心がけています。ところが、釣りの前日に慌ただしく買いに行った時に限って店頭在庫がなかったりするんですよね。今シーズンも何度もそんなことがあって、せかっくショップに来たのだからと、他のフロータントを買ってしまうのでした。
釣行パックをあらためてチェックしてみたら、こんなのが出てきました(結果的にはティムコ銘柄ばかりですが、回し者ではありません…)。
- シマザキドライシェイク…パウダータイプ。ティペットに結んだフライをボトルに入れてシャカシャカやるやつで、プライマーと共に使っています。気が付くと撥水パウダーが減っていることが多々あるので、専用リフィルも買っちゃいました。
- ドライシェイクブラシ…パウダータイプ。2016年の新製品で、キャップ裏に付属しているブラシで細かく部分付けできるのが売り。このブラシ、くたびれてきたマテリアルの形を整えるような場面でも重宝します。狙い買いしたのではありませんが、使ってみると思った以上に便利。
- シマザキドライシェイクリキッド…液体ドブ漬けタイプ。ガラス瓶ゆえ、他より重く感じるかな。いつも液体をキャップの周りやウェイダーなどに飛び散らせてしまい、蒸発後に残る撥水パウダーがあちこちに白く浮き出て見苦しくなってしまいます。ま、自分の不手際ですが。
- ドライマジック…ジェルタイプ。主にCDCパターンに使ってます。指先にとってフライに塗り馴染ませた後、育ちの悪い私はついウェーダーの太もも部分で指先に残ったジェルをぬぐってしまう癖があって、その場所がシミになってきたような?
- ドライジェル…ジェルタイプ。正直言って、自分でもいつ買ったのか覚えておらず、使った記憶もないのでありました。次回、EHCなどで試してみたいと思います。
- Gink…ジェルタイプ。往年のベストセラー品として有名ですね。シーズンに何度かFilsonのStrapVestを着用する際には、何故かこれを使いたくなります。
- シマザキドライシェイクスプレー…スプレータイプ。冒頭に触れたように、毎度欠かさず携行しています。部分付けしやすいように、そしてあわよくば長持ちするように、極細ノズルを後付けすることを画策中。
新しいフライを結んだたら、いつも深く考えずにまずはスプレーを施し、気まぐれに他のタイプにも手を出すって感じ。先輩諸氏は、それぞれの特性を理解し、さらには自分なりに理想とする浮かせ方みたいなのがあって、使い分けているんでしょうね。とりあえず「良く浮く状態が長く持続してほしい」としか考えない自分は、総じて過剰塗布することとなり、その結果、どれもすぐに無くなるということにつながっている気がします。今シーズンも残り1カ月半ほどになってしまいましたが、次回からはもう少しフロータントワークに気を遣ってみようかな。