今シーズンもあと僅かだなぁとぼんやり考えている傍から、仕事は遠慮なしにやってきます。9月は上期の区切りということで何かと慌ただしいのです。一週間のうちに2日も祝日(敬老の日と秋分の日)があるのは普通なら歓迎すべきところですが、それらを見越した様々な雑務が前倒しになってスケジュールはタイトになるばかり。あらためて月間の予定を見直してみたら、終日フリーで使える休日なんて、ほとんど残されていないのでありました。
3日(土)も10日(土)もテレカン等の業務案件が舞い込み、午後の指定時刻には自宅にいなければならない状況。これがまだ春先だったら潔く諦められるのですが、ラスト1カ月となれば、例えわずかの時間でも川辺に立ちたいとの思いがふつふつと湧いてきます。結局のところ、両日とも寸暇を惜しんで鹿留川まで行ってきました。4時出発で5時半到着。6~10時に釣りに集中し、即リターンという弾丸釣行です。
ここ数週間に降った雨で水位が上がり(長い渇水状態からやっと平水に戻った?)、魚たちの居付き場所がちょっと変わった気がします。地方に疎開していたものが街に再び戻ってきたという形容がいいのかはさておき、流心脇の沈み石の周辺といった一級ポイントが、いつになく賑やかなのです。もっとも、ドライフライに積極的に出てくるのは20cm前後が中心。ま、これは毎度のことなので、もはや慣れっこです。そんなアベレージサイズでも、中には体高が増し綺麗な秋色に染まった個体もあって、季節が動いていることを感じます。初夏のころから好調だったEHCへの反応はなぜだか芳しくなく、幾つか試した中では、カーブドフックに巻いた半沈パターンのパラシュートアントが好評だったかな。
時々、8寸超えが底から浮いてきてドキっとしたりもしますが、(私の眼前では九分九厘)フライ直下で見切られてホゾを噛む結果になります。先方が一枚も二枚もうわてであり、いかんともしがたい。マイクロドラグ?ティペットの影?フライセレクト?原因は定かではありませんが、今のスキルでは相手をしてくれないことだけは明らか。懲りずに挑み続けたいけれど、今期の鹿留川もうでは、そろそろタイムアップかもしれません。
明日は何とか時間を捻出できそうなんで、メンバー3人で釣行の予定です。行き先は現時点で決まっていませんが、前回のグループ釣行が鹿留だったので、他の候補(鶴川? 日川? 丹波川? …)が濃厚です。さて、ラストスパートを楽しまなきゃ。