一般渓流が禁漁になって1カ月以上も経過すると禁断症状が出てきて「そろそろ管釣りにでも行かない?」ってな話が持ち上がるのは毎年のこと。11月は一部の区間に限定して営業している養沢に出向き、最後は12月にFISH ON! 鹿留で締めるというのがここ何年かのパターンです。
この時期は、ドライにがんがん出てくるという状況は期待できないので、水中を探る釣りになりがち。そのため、シーズン中は日の目を見ることがない2つのフライケースに手が伸びることになります。
1つはニンフを入れたもの。つい先日、中身を確認してみたら、GRHEやフェザントテール、MSCといった定番パターンがある程度ストックされていたので、しばらくは事足りるかな。随分と古いものも混じっているけれど、針先もシャープだし問題はなさそうです。
もう1つは、エッグやガム、マラブー系などを収めた管釣り専用のケース。ニンフへの反応も渋くてお手上げという時に出番がやってきます(エッグやガムなどは、場所によっては禁止されているところもあるので気をつけなければなりませんが…)。でもって、こちらのケースは中身がスカスカでした。そういえば、今年の夏場に、管釣りにデビューするという職場仲間に大量に進呈したんだった。
まぁ、無けれれば無いでニンフィングに徹することができるってもんよ…とまで割り切れていない私は、最終ウェポンをどうしても用意したくなります。とはいえ、じっくりタイイングする時間はないので、ここは手っ取り早く量産できるトラウトガムに頼るとしますか。
ってな訳で、昨日10本ほど巻きました。5~6cmに切り出したトラウトガムをフックに巻き留めるだけの超シンプルな構造で、今回は沈下速度を稼ぐのにタングステンビーズも通しました。ちなみに、ホログラムの入った黒とラフランスの2色で、フックは2487BLです。小一時間もあれば余裕のよっちゃんでありました。
個人的には、今週の土曜あたりに出かけたいなと思っていましたが、寒波襲来でまだ11月だというのに今日は都心でも雪が舞っています。このぶんだと、山間部はかなり寒いこと間違いなし。魚はもとより、釣り人も活性が上がらないんじゃなかろうか…。フライの準備は万端だけど、出かけるか否かはしばし悩みそうです。