ホワイトライン

抜けやすくなったロッドのフェルールにワックスを塗ったり、自作メジャーゲージに再塗装を施したり、水漏れが疑われるウェーダーにシーリングテープを貼ったり。シーズン突入を前に、この週末は釣り道具のチェックやメンテナンスに時間を割いたのでありました。

そんな作業の過程で、このオフに手に入れたリールにフライラインを巻いていなかったことを思い出しました。ほとんど使わなくなった別のリールからラインを載せ替えることも考えましたが、どれも2シーズンは使っているので、ここは新調するとしましょう。

渋谷に用事があったついでにサンスイまで足を伸ばし、ラインコーナーを眺めます。探すのは、いつものようにダブルテーパーの3番ライン。これまた変わり映えなく、Scientific AnglersSA)のLDLJ-Streamあたりが落ち着きどころかな。今回は、オレンジとかじゃなく、控えめな色にしておこうっと

ぶつぶつ呟きながら選択肢を絞っていくと、店頭在庫の中で有力候補に挙がったのがSAのマスタリーシリーズに属する「WAVELENGTH J-Stream(テクスチュアド)」 です。特殊な表面処理の恩恵で、基本的にはメンテナンスフリーで滑らかでよく浮く状態が持続するんだとか。少しばかり値がはるけど、ズボラな自分にとっては魅力的です。色はIvory/Whiteとありますが、パッケージの小窓から見えるそれは限りなく真っ白にも感じられます。汚れが目立つ気もするけれど、ちょっと新鮮かも。よし、これ頂きます!

新調したSAのライン。表面に特殊加工を施した「テクスチュアド」シリーズです

◇ ◇ ◇

帰宅後、早速リールにセットです。件のリールはラージアーバー仕様で、ラインのキャパは3番の場合で全長の半分ぐらいしかないらしい。ということで、まずは居間の床にラインをすべて出し、真ん中を探り出してハサミでカット。一方はしばらく使わないので、再びパッケージにしまっておきます。

後は毎度の要領です。リールのスプールにバッキングラインを結び付けて薄く巻き、次にオルブライトノットでフライラインを繋げ、偏りができないように指でガイドしながらハンドルノブを回していくとはい、できあがり。

#3のラインだと、全長の半分ほどしかキャパがありません

試しに、先日届いたばかりのグラスロッドにラインを通して、自宅前で振ってみました。さすがに真新しいラインは動きがスムースで快適です。うたい文句通りに、この状態がメンテナンスフリーで持続すれば良いのだけど

さて、首都圏近郊の多くの川では、いよいよ解禁を迎えました。仕事が順調に進めばこの土曜あたりは繰り出せるかな。ま、どこも混んでるだろうけど、まずは今年も渓流に立てることの幸せを味わいに行きたいと思います。

首都圏近郊の川の多くが本日解禁。初釣行が待ち遠しい…

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