先の土曜日は、前々から約束していた家人とのお出かけでした。彼女の目的は、友人知人との登山シーズン突入を前に軽く足慣らしをしたいというもの(靴を替えたこともあり)。本来ならトレッキングに付き合うべきところ、わがまま言って2~3時間だけ釣りをさせてもらう交渉が成立。毎度の都留方面へと向かったのでありました。
子供達が小さい頃に家族でよく訪れた鹿留オートキャンプ場に顔を出し、その後に倉見山周辺を散策すると妻。それではと、正午に長泉院の登山道入り口付近で落ち合うことにし、午前はそれぞれ別行動となりました。
ワタクシは、閉鎖中の林道ゲート手前に車を停めて、川沿いの道を徒歩で20分ほど登った先から入渓です。晴れてはいるものの、ここは底冷えが厳しい鹿留川。水温計は6~7度ほどを表示していますが、手を流れに入れると、もっと冷たく感じます。
この日のとりあえずの目的は、いつもより小さいドライフライを試してみること。先日書いたように、ここんとこ魚は出るのに乗らない場面が目立ったんですよね。ということで打開策の一つとして、17番のフックに巻いたパラシュートやカディスパターンをあれこれ流してみます。
結果は──サイズダウンが奏功したのかは定かではありませんが、すんなり吸い込むことが多かったかな。釣れてくるのは16~18センチのヤマメばかりで、そんな青少年たちが上手く口に入れられる大きさだったように思えました。
フッキングするのは嬉しい反面、ちまちました釣りが続くのは本望ではありません。1匹でもよいから12~14番あたりを水面でガボッという展開はないものか…。地元の釣り名人曰く「この辺りの天然魚は4月15日過ぎないと本格的に活性が上がらないんだよ」とのこと。川や魚のコンディションが季節とともに上向くのを、もう少し辛抱して待ってみようっと。
それはさておき、ウェーダーの傷みが目立ってきた今日この頃。家人と合流する際、意図的に着用したままで行き、その場で着替えながら「そろそろ限界かなぁ」などと呟いてみたけれど…。“欲しいな光線”が狙い通りに届いたことを祈るばかりです。