自宅の大々的な模様替えがあったり、突発的な来客対応に追われたりと、慌ただしく過ごしているうちに大型連休が終わってしまいました。
結局のところ、ガッツリと釣りに出かけることはできずじまい。釣りに関わることといえば、タイイングデスク周りの収納を見直したくらいでしょうか。
──フライを巻く時、必要となるフックやスレッド、マテリアルなどにすぐに手が伸びるのが理想的。とはいいながら、これまではホームセンターで買ったツールボックスに何もかも片っ端に突っ込んでいたため、探すのに手間暇がかかるのなんの。在庫状況を把握しにくかったので、同じものを幾つも買ってしまうなんてことも茶飯事でした。そろそろ手に負えなくなってきたので、重い腰を上げることを決断した次第です。
ハックルケープやピーコックアイなど、ある程度の大きさのマテリアルはとりあえず従来のままでいいとして、解決すべきは種々雑多な小物の効率的収納なんだよなぁ。まずはケースの類が無ければ始まらない、っつーことで向かったのは近くの無印良品。衣食住に関わる様々な生活雑貨を扱っているので、ここに来れば適当な何かが見つかるんじゃないかという漠然とした期待感からです。
店頭には、文房具や化粧品などを整理分類するためのグッズが迷うほど陳列されておりました。あれこれ物色した結果、「MDF収納」シリーズの「小物収納 1段」「同 3段」「同 6段」を購入することに。素材は商品名にMDF(Medium Density Fiberboard)とあるように、木材繊維からなる再生材です(表面はタモらしい)。252x170x84ミリというサイズは共通で、引き出しの大きさと数が異なります。
これら3つを購入することで、ある程度の改善のメドがつきそうですが、スレッドやティンセル、レッドワイヤーといった“ボビンもの”の収納具だけは自作することにしました。以前、メガネケースとしてまとめ買いした無印良品の「重なるアクリルケース2段フタ付引出」が一つ余っており、こいつを有効活用しようと思ったのがきっかけです。
自作とは書きましたが、メインパーツは既製品を流用するので、プラスアルファの簡単な小細工をするだけ。基本は、自宅にあった端材のカットアンドペーストです。MDFシリーズの底面サイズに合わせて薄合板を252×170ミリに切り出し、その3辺に30ミリ四方の角材を木工用ボンドでコの字型に接着。角材には、ボビンストッカーとしての丸棒や、ボビンホルダーの一時置き場としての丸穴を設えました。一応、クリアのスプレーラッカーで塗装。前出のアクリルケースをセットして作業はおしまいです。接着剤や塗装が乾燥するまでの時間を除けば半日とかかりません。
デスクの上にこれらを適当に積み重ねて置き、使い勝手を考えながらそれぞれに小物類を収納。どこに何を入れておくかは悩むところですが、実際にタイイング作業を重ねることで、ベストポジションが見つかることでしょう。なお、引き出しの開け閉めの際にケースごと動いてしまう懸念があったので、ホームセンターで見つけた滑り止めマットを敷いてみました。
そのほか、タイイング時に参考情報を閲覧するiPadのホルダーを設置したり、増える一方のフライケースを収容する棚を作ったりと、やりたいことは多々あったんだけど、GWの作業としては、ひとまずここでおしまいとしました。さてと、デスク周りがスッキリしたところで、そろそろ夏向けフライの量産体制に入るとしますか。