HardyのFW DD 1000を手に入れたので、調子に乗ってロッドも物色することにしました。リールの大きさとのバランス、いつも行く川での取り回しの良さ、所有ロッドの長さにバリエーションを増やすことなどを考慮すると、7ftあたりが妥当かな。
個人的なお気に入りメーカーの1つがカムパネラ。前々から使っている6ftジャストのショートロッドも、今季から使い始めた7ft3inchのバンブーも、それぞれ扱いやすくてしっくりきます。そんな背景から、今回も同社のラインナップから選ぶことにしました。
Red Wrapの6ft 11inch #3と、Classic Lightの7ft 0inch #3 あたりで迷いましたが、アンサンドのブランクに興味を覚えたこと、グリップ形状(パンプキン)が気に入ったこと、控えめな価格設定だったこと、などで後者に決定しました。モデル名でいえば「C3703CL」です。RWも良かったんだけど…今度、もう少し長めのロッドを探す時は有力候補にすることにします。
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6月17日の土曜日、早朝〜正午過ぎに鹿留川に行く時間を捻出できたので、新しいロッド/リール/ラインを早速試してみました。朝5時半くらいに到着した時点では他の釣り人の姿はなかったので、天岩橋の先にクルマを駐めて、二段堰堤あたりまでマイペースで釣り上がることにしました。
コンビニおにぎりで朝食を済ませ、爽やかな天候の中でめいっぱい深呼吸した後、実釣スタートです。相変わらず水位は低いままですなぁ。ロッドもリールもとても軽い。あと、ラインが新品なので、シュルシュルと気持ちよく飛んでいきます。もっとも、フライ直下で見切られ、二度と出てこない渋い展開ばかりがしばし続くのでありました。
気温水温が上がり始めたからか、何らかのエサの流下が盛んになったからか、理由は定かじゃありませんが、8時くらいを境に魚の活性が上がったような気がします。めぼしいポイントで一発で出るようになってきました。多くは20センチちょいのヤマメでサイズはなかなか伸びない…ま、これは毎度のこと。この日はいつも見ない赤い朱点が目立つ個体も交じったのだけど…これはアマゴなのだろうか。
フライに関して言えば、14番あたりのEHCへの反応が良いものの弾かれるケースも多発。結局、フッキングに至る割合が高かったのはクリップルパターンだったかな。フライをずっと追ってきても口を使わず、ピックアップする寸前に喰うそぶりを見せるのも何匹かいたけれど、こやつらは最後までものにすることはできませんでした。
そろそろタイムアップが近づいたタイミング。暗がりの岩盤脇のストレートな流れで出たやつは今日イチの引きだったけど、ランディング直前で激しく首を振って流れに戻って行きました。逃げた魚は…と言われるだけなのでサイズには触れませんが、思わず天を仰いだことを付記しておきます。失態も多々あったけど、それなりの数に遊んでもらえたので、ニューロッドは幸先良いデビュー戦だったということにしておこうっと。