多くの川が解禁間近となるタイミングに毎年ご案内がある「ハンドクラフト展」(主催:つるや釣具店)は、日増しに高ぶる渓への想いをさらにブーストするのに格好のイベント。今年は2月23日(金)〜25日(日)に浅草で開催されました。
ロッドやリール、ランディングネットといったタックルを製作されているクラフトマン諸氏をはじめ、タイヤーやガイドの方々、関連するメーカーや団体の方々など、FF業界の前線で活躍されているキーパーソンが一堂に会するとあって、いつも会場には大勢の人が詰め掛けます。
そうした熱気に触れているだけでも十分に楽しいのですが、知り合いに出くわして互いに近況報告したり、初対面ながら会話が弾んで新しい人脈が広がったりと、思わぬ展開があるのも毎度のパターンです。ということで、仕事の合間に時間を捻出して、23と24の両日にちょこっと顔を出してきました。
──相変わらず会場は賑わっておりますなぁ。(自分も含め)白髪交じりの層が目立つのは毎度のことだけど、この時ばかりは皆さん嬉々とした眼差しで情報収集したり談笑したりしております。まずは、ぐるり一周してみるとしますか…。気になっていたリールを触らせてもらったり、ネット手編みのTIPSを伺ったりしているうちに、あっという間に時間が経過。初日の金曜は仕事の予定も立て込んでいたので途中で退出し、翌日に再訪ということになりました。
土曜は土曜で仕事があったんだけど、1時間ほど会場に滞在することができました。この日は、北海道の実家周辺の川に詳しい方々(出展者/来場者)とお話することができ、2016年の台風10号からの復旧状況や、渓魚たちの様子を詳しく聞くことができました。大規模工事で濁っている川もまだ多いけれど、支流筋では十分に楽しめるなんて話も伺ったので、今年こそ帰省釣行を敢行しようと思った次第です。
そうそう。会期中にゲットしたものの一つにAngler’s Houseのベスト「ウォンバット」があります。現在、このブランドを取り扱っているオズニックさんのBlogで今年も少量生産するとの情報を得て気になっていたところ、たまたま会場で10%OFFで展示されていたため即決しちゃいました。コスト面などの問題から、従来は2つあった背面側のミニポケットが省略されたのは少し寂しいのですが、独特のデザインと雰囲気はそのままです。
そのほかT-Craftさんに銘木アウトレットがあったので2つほど購入。花梨の瘤と楓の玉杢は共にツールスタンドとして加工するつもりです。本当はフレーム材などもじっくり吟味したかったのですが、残念ながら所用でタイムアウトとなり、後ろ髪を引かれる思いで浅草を後にしたのでした。