嬉しい品々

私がこの世に生まれたのは、梅雨前線が活発化して蒸し暑いこの季節。実名に「潤」という文字が含まれているのには、「6月(June)」と「Wetなイメージ」から想起されたという理由があるらしい。

てなわけで先般、いつもの釣り仲間がバースデイを祝う宴を催してくれたのでありました。ありがたや、ありがたや。

まずは19時に集合し、こじゃれた居酒屋で食事。その後は、ジーザスやヒレピン子が勝手知ったるバーに移動し、いつもながらにグラスを交わしながら四方山話に花を咲かせるという展開です。

さてさて、その宴席で両氏から心のこもったプレゼントを頂戴しました。厳かに手渡されたのは、見覚えあるフライショップの紙袋。何なに?という期待と共に開けさせていただくと、中から出てきたのは、かのレネ・ハロップ(Rene Harrop)氏の著による洋書「TROUT HUNTER」じゃないですか!

レネ・ハロップ著の「TROUT HUNTER」

FF界で世界的に知られる実力者の1人であり、彼の巻くフライと、その背後にある各種の洞察については、これまでも様々なメディアで見聞きしてきました。その氏が執筆してきた記事を取りまとめた1冊は、私にとって何とも嬉しい贈り物です。

A4変形サイズで200ページを超えるハードカバー仕様はずしりと重い。その中には、ヘンリーズフォークなどで狡猾な鱒を相手に培われてきたと思われるテクニックが、偏執的かつ哲学的な?視点で解説されています。日本の山岳渓流しか知らない自分にとっては、FFって奥深いなぁというのが実感。氏による数々のオリジナルフライパターンが随所にカラーで掲載されていて、見ているだけで楽しめてしまいます。

そうそう、本を手渡された時、袱紗(ふくさ)のように包んでいた「別の贈答品」も強烈な逸品でした。広げてみると、それは黒の半袖Tシャツ。背中には「大物は忘れたころにやってくる」と大きな白文字のあしらいが…。いやはや、「忘れたころ」どころかすでに「忘却の彼方」なんですけどね。せめて中モノでよいので、ロッドが曲がるサイズを釣りたいっす。

とにもかくにも、みんなありがとう!

心に刻み、今シーズン後半に臨みます
「栞に使って」とマテリアルも頂きました

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