「週末は山梨にいます。」

HOOK&COOKの釣行先は主に山梨県の渓流。1日の締めくくりに日帰り温泉や道の駅などに立ち寄ると、必ずといってよいほど、「週末は山梨にいます。」というキャッチコピーをあしらったポスターやノボリを目にします。これらを見るにつけ「まさに我々のためにあるようなフレーズ!」と、以前からとても気になる存在でした。

元を辿れば、2006(平成19)年度から3カ年の大型観光キャンペーンに向けて考案されたキャッチコピーらしいのです。2007年に、NHKの大河ドラマで「風林火山」が放映されたのをご記憶の方も多いことでしょう。武田信玄に仕えた軍師、山本勘助を描いた同作品の舞台は甲斐の国。折からの“歴女”ブームと重なったタイミングでもあり、“山梨再発見”という一大旋風への期待が込められていたんですね。きっと。

そうした背景はともかく、我々としてはポスターやノボリなど、青と黄色でデザインされた純正グッズが欲しくてなりませんでした。クルマに大判ステッカーを貼ったり、釣行先ではランチテーブルの横にノボリを立てたり…。遊び心の延長で、いろいろな用途を思い描いて楽しんでました。しかし、どこに行っても販売している様子はなく、入手できないんですよ。

何とかならないだろうか──。ある時、思い立って山梨県のオフィシャルサイトを手がかりに問い合わせメールを送ってみました。すると、観光振興課の宣伝担当の方から、すぐに返信がありました。

  • 一般向けの販売や配付の予定はないこと
  • 初期ロットで製作した分しか在庫がないこと
  • 今後の観光活動展開の参考意見にすること

これらを簡潔かつ丁寧な文章で書き綴ってあるそのメールには好印象を持ちました。グッズが手に入らないことが明確になって残念ではありましたが、まぁ、しょうがありません。

その後、携帯電話の待ち受け画面にしてみるなど、メンバー各自は今なお「週末は…」に愛着をもって接しております。携帯電話ストラップ、ハンドタオル、100円ライター、ピンバッチ、バイバイハンド(古っ)…。もしこんなオリジナルグッズがあったら触手が動くかも!? どなたか関係者の方の目にとまったら、企画化を是非お願いします。そして、我々はきっと、“今週末も”山梨にいます。

ウィークエンドの釣行に思いを馳せると仕事もはかどる?

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