不揃いのフライたち

3連休の最終日、首都圏は朝から小雨が降っていた。特に予定もないので、ずるずると9時まで惰眠をむさぼる。しかし、それ以上は眠れそうもなかったので起き上がり、濃いめのコーヒーを淹れる。それにしても家中が静かだ。どうやら、残る家族3人はまだ寝入っているらしい。

そんな午前、久しぶりにHDDレコーダーの電源を入れ、指定キーワードを基に勝手に録画された番組をチェックする。その中にBSフジの「なるほど!ザ・ニッポン」(1月29日放映分)があり、何気なく再生してみた。日本全国の川をメインテーマに据えた番組なのだが、その回は多摩川源流部の小菅川を扱っており、結局は最後まで見入ってしまった。番組後半では、イワナやヤマメのために漁協の人が川に入って産卵床を整えている様子を紹介。1週間ほど経って、その場所に尺を優に超えた(40cm以上?)メスイワナがやってきて悠々と泳いでいる姿をカメラが映し出していた。多摩川の最上流部には、今尚、こんなのがいるんだ…。

午後。雨が止みそうもないので、またまたフライを巻く。気がつくとフックの在庫がほとんど無くなっていたのだが、TMCの112Y(15番)が1ケースだけ残っていた。これを使って、今日はソラックスダンとCDCダンを中心にタイイングしてみる。相変わらず綺麗に仕上がらない。テールやウイングなどの長さが見事なまでにバラバラだ。手際も悪いし…。それでもドライ用に用意した1箱めのフライケースが徐々に埋まってきた。He who shoots often, hits at last. ──下手なフライも数打ちゃ当たるのだろうか。いやいや、先般のキャスティングの実力(ロスト率)からすると、まだまだ数が絶対的に足りない。この際、質より量だ。まだまだ増産するぞ。(by ドングリ)

常用フックはTMC各種の12~16番
均整のとれないフライたちがケースに溢れる

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