お守りのご利益

目の前に「お守り」があります。ジーザス&ヒレピン子の紹介で顔を出すようになったバーのマスターの粋な計らいで頂戴した品です。

半年ほど前からご用意いただいていたようですが、なかなかタイミングが合わず…。別途、店に出向いたご両名に託され、私の手元にやってきたのでした。先週の水曜日のことです。

これが富岡八幡宮の釣りのお守り。しっかり防水加工が施されており水際に携帯しても安心です

「釣行安全」「大漁祈願」と記されたそのお守りは、東京・江東区にある富岡八幡宮のもの。寺社仏閣に弱い身にとって頼りになるのはWikipedia。調べてみると、「東京都最大の八幡神社」で「日本最大の御輿」があり「大相撲発祥の地」でもある、といった説明が並びます。由緒があるんですね…。

でも、釣りとはどういう関係なんだろう? これまたネットを検索すると参考になる情報がありました。ここに一部抜粋すると、<富岡八幡宮は江戸時代より漁師町として栄えた深川の氏神で、釣りとの縁も深く、篤い信仰を集めてきました。>とあります。なるほど。

ルーツは海だったのかもしれませんが、同じ「釣り」として渓流にもご利益ありますよね? 事実、今シーズンの早期から同じお守りを手にしていたお二人さんの釣果、とりわけヒレピン子ときたら…。まるで啓示を受けたような“釣りっぷり“なのですよ。これはもう、渓に向かう時は常に身に付けるしかありません。

そして迎えた日川釣行。肝心のお守りを通勤カバンに入れっ放しだったことを直前に思い出しました。あぶない、あぶない。あらためて手に取ると、パッケージの台紙裏には「これで釣れます!!」とマスターの直筆文字。その配慮を心で噛みしめ、しっかりとベストの左ポケットにしまい込みました。

さぁて、結果はどうだったか…って、先のエントリーで釣果に恵まれなかったことは既に白状しておりますが、決してご利益がなかった訳ではありません。

  • ETCカード不携帯で一般ゲートをくぐった往路の中央道・勝沼IC。担当者の手違いで「軽自動車」扱いになり割引料金に
  • キャスティング時に吹っ飛ばしたメガネ+偏光カバーが深みの奥底に消失。奇跡的にランディングネットで回収に成功
  • 足を滑らせて大淵に落下。ウェストハイのウェーダーに水が流れ込んで慌てるも、肩口の大岩に助けられて大事に至らず

──充分なお計らいです。幸運をもたらしてくれたのは、きっとこのお守りなのでしょう。次回からも、時にベストの左胸に手を添え、敬虔な心で釣りに臨みたいと思っております。

そうそう、富岡八幡宮では「釣行安全・大漁祈願」を本殿で祈祷してくれるんだとか。もちろん釣具のお祓いもOKとのこと。シーズンオフには足を伸ばしてみようかな。誰か一緒に行きませんか?

台紙の裏面に書かれた、ありがたきお言葉。皆さんにご心配かけて申し訳ない…

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