8月6日。呆然とした日。

保之瀬(「ほうのせ」って読むんだって)は本当に「山間の集落」って感じの所で、景色も良いし渓相も良い。新しくお気に入りの川になりました。

さて、この日もヒレピン子が絶好調。次から次へと獲物を揚げていきます。
私も小さめのを揚げてはいたんですが、最近流行の「からかわれ病」が再発しかけていたのです。
そんなことではいかん!と、普段はあんまり狙わない所を狙ってみることにしました。
つまり、川岸近くの草が生えている所です。
仕掛けが草に絡まるとそれはもう大変なことになるのでいつもは避けるのですが、そんなことばかりも言っていられません。
それに何だか大きそうなのがいそうな気配もしますしムッフッフ。
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渓の吸血鬼、夏の3本勝負

点在する好ポイント、林道からのアクセスの良さ、これまでの釣果(苦い思い出はすぐ忘れる性格です)…。いろいろな面で、鹿留川はお気に入りの渓流の1つです。

強いて難点を挙げるとしたら、「ブユ」の密度が濃いということでしょうか。これからのシーズン、特に朝晩は猛威を振るいます。

ふと違和感を感じて目をやると、皮膚からタラ~っと少量の血が流れ出ている…。これがブユに刺された時の初期症状です。刺すと言うよりも噛み切るって感じかな。ややもすると強烈な痒みに襲われ、どんどん腫れ上がっていきます。で、その後は少なくとも1週間は腫れた状態が継続。患部は熱を持ち、周辺の関節を動かすと痛みを感じるほどで、それはそれはヒドいもんです。 続きを読む 渓の吸血鬼、夏の3本勝負

BCK48

一昨年(2009年)の渓流シーズン、私はまだ毛鉤釣りに転向せず、餌を使ったミャク釣りをメインにしておりました。

ヒラタやキンパク、クロカワムシなどを現地採集して釣ることもあったんだけど、その手軽さ(現地に到着したらすぐに釣り始めたい!)から、やはり市販の餌に頼るケースが多かったかな。

ブドウ虫、キジ、瓶詰めキンパク、そして各種のイクラ…。様々なバリエーションがある中で、我々の周囲で評判がよかったのが先日のジーザスのエントリーにあった「絶好釣」という銘柄のイクラ。それまで、特段のこだわり無しにいろんな種類の餌を使ってたけど、ジーザスやヒレピン子のヒット率の高さを目の当たりにして、私も「絶好釣」に感化されていったのでした。

──その年の夏近くのある金曜日。翌日に丹波川釣行を控えていたにもかかわらず、仕事が詰まっていて餌を買いにいく時間がとれない…。 続きを読む BCK48

丹波川水系との出会い

丹波川釣行の書き込みが続いたところで、この水系とのそもそもの出会いを思い起こしてみました。

それは2009年の春のことです。渓流の解禁後、我々は日川、鹿留川、そして再び日川と、順調に釣行を重ねておりました。そろそろ行き先にマンネリ感を抱いていたこともあり、たまには本流っぽい所にも行ってみない?なんて話が誰ともなく持ち上がったのです。いつものことながら酒場に集まり、ガイドブック片手にあれこれ検討する中、案として浮上したのが桂川。尺オーバーの釣果報告が釣り雑誌にたびたび載っていて、何とも魅惑的だったのですよ。もし先行者がたくさんいるようであれば、鹿留川まで足を伸ばすという逃げ道もあるということで。

そして2009年4月4日(土)がやってきました。

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殿様気分とロールキャベツ

忘れないうちに、今シーズン第1回釣行時のランチについて記録しておこう。

いつの日からか、「ウインナー&シシトウのソテー」が我々の前菜の定番となっている。もし、日本ソーセージ消費促進協会なる団体があったとしたら、特命大使に任命されてもいいぐらいだ。ところがこの日は事前の連絡が徹底できておらず、現地にいってから「あ、忘れた!」という展開。無類のシシトウ好き(珍しい?)としては、やや残念なスタートとなった。

エゾシカ刺身の水菜添え。スライスした新鮮なフィレ肉を、おろしニンニク/ショウガとともに。写真はジーザス提供

その代わりとしてテーブルに乗ったのが 続きを読む 殿様気分とロールキャベツ

Crush on Her

昨シーズン(2010年)の釣行で、忘れがたい1日がある。7月31日の土曜日に、山梨県の丹波川に出かけた日のことだ。いつものメンバーがJR中央線M駅に6時に集合し、私がクルマでピックアップして総勢4人で出かける段取りであった。

予定時刻より少し早めに到着した私は、駅前ロータリーからちょっと外れた一方通行の細道にクルマを停めた。で、エンジンを切った時、何か違和感を感じた。嫌な予感がして再びキーを回すと… 続きを読む Crush on Her

どんぐり秘話

──それはもう10年以上も前の話である。

秋も深まったある平日、職場の仲間とゆっくりとランチに出かけた。いくつかの店が並んでいる中で、私が率先して「ここにしよう」と決めたのは瀟洒なカントリー調のカフェレストランである。ホワイトシチューが美味しいという噂で、前々から気になっていたのだ。店内に足を踏み入れると、 続きを読む どんぐり秘話