ボールマーカー

ライズを待っての釣りというスタイルには縁遠く、もっぱら渓流域におけるブラインドの釣り上がりばかり。まだ活性が上がらない解禁当初は、苦戦を強いられることがしばしばです。

水中戦の方が有利だろうか…ということでルースニングを主体としていた時期もありますが、重いニンフや大きなインジケーター、時にはショットもかますとなると、思い通りのキャストなどできずにフラストレーションが溜まる一方。結局、ドライのシステムに戻し、ごく稀に反応してくる魚影を確認しては一喜一憂するというのが、ここ何年かの3月の典型的なパターンかな。 続きを読む ボールマーカー

一投一葉の渓

土曜日に上野村へ行ってきました。 藤岡JCTから上信越自動車道に入って下仁田インターに向かう道すがら、あたり一帯はつい先ほどまで雨が降っていたためなのか、とても綺麗な虹がかかっておりました。

県道45号を走って山奥に向かうほど、周囲の紅葉がどんどんと見事になっていきます。雨上がりで空気が澄んでいるのに加えて、柔らかい朝陽が射し込むタイミングとあって、絵に描いたような秋の風景。独りドライブにはもったいない展開が続きます。 続きを読む 一投一葉の渓

「うらたん」でマスと遊ぶ

文化の日をからめた3連休、関東甲信越は広い範囲で爽やかな秋晴れが期待できるでしょう──。各局のお天気キャスターがにこやかに伝えていました。

そんな時に限って野暮用が立て込み鬱屈していたら、土曜の予定が先送りになって終日フリーという嬉しい展開となったのです。これはもう管釣りに出かけるしかありません。

前々から行ってみたいと思っていた「うらたんざわ渓流釣場」が最有力候補です。金曜という直前のタイミングでいつものメンバーに打診してみたら、ジーザスとヒレピン子から色よい返事あり。ただし、早朝からは厳しいとのことだったので、午後半日で遊んでくることとなりました。 続きを読む 「うらたん」でマスと遊ぶ

恒例の養沢もうで

近郊の渓流釣りが禁漁となって暫くはおとなしくしていたものの、山里の風景や瀬音が恋しくなって、いつものメンバーで養沢毛鉤専用釣場へ出かけてきました

当日はゆっくり出発したので、現地到着は10時半過ぎとなりました。受付したところ、渡されたバッチの番号は28番。もし、来場順に1番から渡されているとすると(実際のオペレーションは知りませんが)、すでにそれだけ多くの人が釣りをしていることになります。 続きを読む 恒例の養沢もうで

思ったより寒くなかった日川釣行

仕事の忙しさにかまけて、ブログを更新しない日が長らく続いておりました。いかんいかん。シーズン2015が始まってもなお、平日はぎっしりと予定が詰まってなかなか時間を捻出できないのですが、なるべく間を明けずに更新していかなければ…。

さてさて、今期初釣行は日川でありました。本来は3月1日に出かけたかったのですが、天候が雨を告げていたので一週間遅れてのスタートです。勝沼ICまでの中央道はスイスイと進み、現地到着は8時すぎ。クルマを停めたりランチ道具を広げたり、毎度のことながら何かとお世話になっている方にご挨拶を済ませ、竿を出し始めたのは8時半すぎだったでしょうか。 続きを読む 思ったより寒くなかった日川釣行

岩場の黒ウサギ

4月5日、都留方面に釣りに行ってきました。午前は鹿留川支流の大沢。雪崩によって林道が途中で塞がれていたので、これまで竿の出したことのない下流部が中心です。この日もフライではなく、朝からテンカラ一本勝負。

小さな落ち込みに毛鉤を打ちつつ釣り上がっても見事に反応なし。イワナを期待したものの、まだ動き出していないのか…。振り出しに戻って、橋下のプールで何とかチビヤマメを1匹。水まだ冷たい谷川より、陽当たりよい水域の方が有利なんだろうか!? 続きを読む 岩場の黒ウサギ

早春の底釣りはテンカラで

ここは鶴川の中流域。ウェイトを多めに巻いたニンフを沈め、底近くの穏やかな流れに漂わせます。しばしすると、コイル状の巻き癖が残るテンカララインの先が不自然に引かれました。──来た! あおった竿に確かな魚信が。

背に回した左手で鹿角グリップを握り、ランディングネットは準備完了。深みからゆっくりと姿を現した魚は、水面近くで激しく体をくねらせます。雲に遮られることなく真っ直ぐに降り注ぐ春の陽に照らされて、白いお腹が艶めかしく光りました。 続きを読む 早春の底釣りはテンカラで

雪渓の貴重な一匹

先のエントリーでジーザスが書いていたように、我々の今シーズンの初釣行は鶴川となりました。

まずは、33号線脇にあるデイリーヤマザキで入漁券を購入。消費増税が控えているのに今年も800円というのはありがたい話じゃないですか。──などと、シーズン開幕に浮き足立っていた気持ちも、やがて目の前に広がった残雪のすごさに、にわかに現実に引き戻されることとなりました。 続きを読む 雪渓の貴重な一匹

救いは藪沢のイワナちゃん

メンバー4人で鹿留川へ行って来ました。直前の天気予報では「日曜には空模様が怪しくなるので出かけるなら土曜」とのこと。中央道の渋滞が気になりましたが、それは杞憂に終わり、調布ICに7時前に乗れば、都留ICまで小一時間の快適ドライブでありました。

最初に目指したのは支流の大沢。今シーズンになって、既に一度訪れており、悪くない印象があったのです。沢沿いの林道を一通り走ってから入渓場所を絞り込み、クルマを停めました。 続きを読む 救いは藪沢のイワナちゃん

キジの尾羽の使い道

柄杓流川に釣りに行った時のこと。「入漁券販売所」の幟(のぼり)を軒先に掲げる民家に朝一番で訪ねました。出迎えてくれたご夫婦はとても親切で、おじさんがお勧めポイントや駐車スペースを案内してくれたと思えば、おばさんは「毛鉤やるんだったらこれあげるわ」とキジやヤマドリと思しき尾羽を7、8本差し出してくれたのでした。 続きを読む キジの尾羽の使い道