ラインスプライス

これまでラインとリーダーの接続は、横着してループ・トゥ・ループで済ませていました。そもそもは使っていたラインの先端部にあらかじめループが備わっていたので、そいつをカットするのもなんだかもったいない気がしたので。

でもって先日、ダブルテーパーラインの使用端を変更したり、別のラインを新調したりしたのですが、いずれにもループはありません。さて次回からラインとリーダーはどうやって結ぼうか…。そういえば常用しているクリッパーにラインスプライス用のニードルが付いていたような。ブツはSMITHの「MULTI CLIPER」というやつです。

現地でやり慣れないことをして時間を浪費するのも何なんで、自宅で1回やってみました。 続きを読む ラインスプライス

ハンチング帽にFlipFocal

被りモノが相変わらず好きなのであります。ファッション性うんぬんよりも、釣りのシーンにおいて、ウェーディングシューズの紐や背中のランディングネットを見事にフッキングさせる腕前の持ち主としては、頭部を守る意味でも欠かせません。

一方、眼のマクロ域でのオートフォーカス機能が劣化してきた身にとって、拡大鏡(シニアレンズ?)は釣りに欠かせぬアイテムです。中でも最近のお気に入りは「FlipFocal」。帽子のツバにしっかり固定できる機構や、水平方向のレンズ幅が狭く様々な形の帽子にフィットしやすい点がグッドなのです。

そんなFlipFocalですが、ハンチング帽については、その構造上から取り付けられないという先入観を持っておりました。 続きを読む ハンチング帽にFlipFocal

玩物喪志への道?

使ってきたライン(スープラのDT3F)が傷んできたようなので、もう一端を使うべく巻き替えることにしました(せっかくのダブルテイパーラインだし…)。ついでにリールは、右手巻きから左手巻きに変更!

いざ作業を終えてみたら、新たに使うことになる部分(特に先端から3mくらい)に相当の巻き癖がついておりました。これまで引き出されることなく、スプールの中心部でぐるぐる巻きにされていたわけだから当たり前なんですけどね。コイル状になっているラインを両手でつかんで力ずくで引っ張ると……ある程度は解消されるものの、なかなか真っ直ぐにはならず。ま、そのまましばらく使っていれば、自然に直るような気もしますが。 続きを読む 玩物喪志への道?

夏毛鉤

気が付くと8月ではありませんか。関東近郊の渓流の多くは、あと2カ月で禁漁かぁ。なんか焦ります。とはいうものの、この週末は天候が不順だったり、そもそもクルマを車検に出さなければならなかったり(気が付いてよかった)で、概ね自宅周辺で過ごしたのでありました。

ここ数回の釣行でフライをずいぶんとロストしたことを思い出し、久しぶりにタイイングにも時間を費やしました。特段の準備をしていたわけでもないので、自宅に在庫してあるフックやマテリアルを物色し、それらで巻けるモノを検討。結果として、岩井渓一郎氏による「イワイイワナ」のレシピを参考に、テレストリアル系のパラシュートを巻いてみました。 続きを読む 夏毛鉤

ショートロッド雑感

先日、6フィートジャストのショートロッドを試した時のざっくりした印象を。

■キャスティング
6フィート(約183cm)といえば、自分の身長にこぶし1つ分ほど足したに過ぎない長さ。上流域の木々が茂っている小渓流でも、引っかかることをさほど気にせずに楽しめました。ロッドは短いし軽いので、つい力で振り回してしまいがちなのですが、それではなかなかうまくキャストできない…。ラインをある程度出して、その重みや張りを意識すると上手くいくみたいです。山岳渓流みたい所では、時に、ごく至近距離を狙いたいシチュエーションもあるのですが、ロッドティップからラインがほとんど出ない(リーダー&ティペットのみ、先日の例では10~12フィート)状態では、私の力量ではコントロール不可。攻め方や、キャスト法を研究せねば。 続きを読む ショートロッド雑感

イーハトーブの藪沢ロッド

先日の日川釣行。入渓したエリアは流れの上に枝が覆い被さっている所が多く、7フィート9インチのロッドではしんどいものがありました。狭いブッシュの中で悪戦苦闘し、午前中だけでも、何度フライを引っかけたことか…。未熟な腕は棚に上げ、もっと短いロッドがあればストレスが緩和されるのになぁ、という考えが頭をもたげ始めたのでありました。

こんな時ばかりは行動派。Webサイトやショップを巡り、いくつかの候補をリストアップしました。その中でも気になったのがカムパネラ(campanella)のショートロッドです。ちょうど、新宿サンスイに現物が2本(6ft 0inと、6ft 6inの2モデル)あって、手にとってみることができました。 続きを読む イーハトーブの藪沢ロッド

渓の吸血鬼、夏の3本勝負

点在する好ポイント、林道からのアクセスの良さ、これまでの釣果(苦い思い出はすぐ忘れる性格です)…。いろいろな面で、鹿留川はお気に入りの渓流の1つです。

強いて難点を挙げるとしたら、「ブユ」の密度が濃いということでしょうか。これからのシーズン、特に朝晩は猛威を振るいます。

ふと違和感を感じて目をやると、皮膚からタラ~っと少量の血が流れ出ている…。これがブユに刺された時の初期症状です。刺すと言うよりも噛み切るって感じかな。ややもすると強烈な痒みに襲われ、どんどん腫れ上がっていきます。で、その後は少なくとも1週間は腫れた状態が継続。患部は熱を持ち、周辺の関節を動かすと痛みを感じるほどで、それはそれはヒドいもんです。 続きを読む 渓の吸血鬼、夏の3本勝負

“あい”を貫くのに必要なもの

ん?フライを見切りやがった。でも、まだ同じ場所に定位してるじゃん。よ~し、今度こそ…。

こんな時は、次のフライに素早く取り替える技が欠かかせません。比較的スピーディーにフライを結べる「スピードクリンチ」については以前触れた通りなのですが、問題はティペットをフックのアイに通すという作業です。ここ数年、至近距離に焦点が合わせにくくなってきた我が両眼。悲しいかな“老眼”でありますよ。小さな穴に細い糸…一筋縄にはいかないのです。

自尊心などありません。羞恥心もありません。ここはシニアレンズ(あるいは拡大鏡)という強い味方の力を借りようではありませんか。てなわけで、ショップ等で気になるものを見つける度に、色々と入手して使って参りました。以下に雑感を。 続きを読む “あい”を貫くのに必要なもの

実は虫屋だった件

清冽な流れといい空の近さといい、日川は好みのフィールドの1つです。こんな場所で出会う人は、同志の釣り人だけだろうなんて思い込みもあったんですが、そうでもないんですね。実は虫屋さん(昆虫採集家の方々)にとっても格好のエリアらしい。

いつぞやは、年配のオジサンが捕虫網を振っているのを見かけたので興味本位で聞いてみたら、エルタテハの生態観察に来ているとのこと。ちなみにエルタテハって、後翅の裏に「L字」の紋があることが名前の由来になっている蝶です。どちらかというと地味な感じの種ですが、学名には「samurai」という凛々しい文字も含まれてるんですよ。

また先日の7月9日には、数人の若者(といっても推定30代?)が川原の空き地にやってきて、塩ビパイプを加工した二畳ほどのフレームや発電機などをクルマから取り出し始めました。 続きを読む 実は虫屋だった件

ポジティブシンキング

なぜ釣れないんだろうと悩むよりも、釣れた理由に思いを巡らせる方が、前向きだし納得もいくというもの。

  • 気配を消しながら慎重にアプローチした
  • ラインで水面を叩くようなミスがなかった
  • 思い通りの流れをトレースできた
  • ドラグを最小限に抑えられた
  • アワセのタイミングがよかった
  • フライを見失しなうことがなかった
  • フライの浮き(沈み)加減が絶妙だった
  • フライの色や大きさが魚の関心とマッチした
  • 魚の活性が高い時間帯だった
  • そもそも場荒れしていなかった

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