「1時間一本勝負」×2

先の土曜日、FISH ON! 鹿留に行って来ました。総勢7人、現地でゆっくりカレーを作って食べ、その後に2〜3時間釣りを楽しもうという企画です。

ランチに思った以上に時間を費やしてしまった結果、午後券を買ったのは、13時半を過ぎてからのことでした。“釣り堀チック”な指定区画を団体として利用するなら追加放流しますとの進言がスタッフさんからありましたが、それはやめてネイティブゾーンで居残りのニジマスを狙うことに。この日、他のメンバーはエサ釣りだったので、独り、上流のルアー・フライ専用区に向かいます。

水温が低いとあって魚の活性はイマイチの様子。もっとも、釣り人は思った以上に少なくて、怯えているような雰囲気はありません。実際、エッグやニンフを沈めて底近くを流してみると、たまに強い引きで相手をしてくれるニジマスくんがいるじゃないですか。適度に遊べる感じです。──と、滑り出しは順調だったのですが、思わぬ展開が待っていました。

それは3匹目くらいに30cm台後半の大物が掛かった時だったかな。何とか取り込んだ直後にバランスを崩し、近くの岩に飛び移る格好になりました。その際にロッドのバット部をしたたかに岩角にぶつけてしまい、愛用中の1本「J-Streamの7’9” #3」は哀れにも…(以下略)。

気を取り直して、スリングバックに忍ばせておいたパックロッド「all in one Tele-Stick」を登板させます。ウェイトを巻いた重めのニンフを7inchの竿でキャストするのに苦労したけど、慣れるとそこそこ飛ぶように。思ったレーンをきっちり流すことができると、28cm前後のニジマスがしっかり口を使ってきました。よしよし。

さらに上流に移動すると、いかにもなプールがありました。ただ、水面と足元の高低差が50cmくらいあるのが気になるところ。もし釣れたらランディングに苦労しそうだけど、ま、獲らぬタヌキってやつか…と思っていた矢先にガツンというアタリが。慌ててロッドを煽ると7mくらい先に派手にジャンプしながら抵抗するニジマスが姿を表しました。

むむむー。40cmはありそうだな。暴れる暴れる。引き寄せては走られるということを何度か繰り返した後、やっと水面に浮いてきた…。最後はネットに収めるだけ…なんだけど、水面が遠くて届きそうで届かない。ここはもうと半ば強引に引き上げようとしたその刹那、バキっという聞きたくない音が周囲に響きました。そう、トップから6番目のセクションがポッキリと…(以下略)。

しばし呆然としてしまいましたが、まだ鉤が外れたわけじゃないんだった! 両手で慎重にラインをたぐり寄せながら20mくらい下流の取り込みやすい場所まで移動し何とかネットイン。──横着せずに最初から誘導場所を吟味すべきだったと反省しても後の祭りです。竿も心も折れて、この日の釣りは終了となったのでした。2時間で2本をブレーク。自己レコードの更新です。

TIEMCOが展開するEUFLEXシリーズの「J-Stream 793-4」がポッキリ
アクアビットの振り出し式パックロッド「all in one Tele-Stick」もポッキリ

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