土曜日、秋川に釣行してきました。とても3月とは思えないようなポカポカ陽気。3月1日の解禁日を前にして成魚放流もあったと聞くので、我々がいつも向かう、南秋川と北秋川とに分かれた先の上流部でもそこそこ楽しめるのではという期待感が高まります。
最初に下り立ったのが南秋川。とある橋の脇に車を停め、すぐ近くの階段を使って入渓します。水温は6度前後と思ったより高く、ユスリカらしき虫も水面近くを舞っている。まずは小さめのドライフライで叩き上がってみるとしますか…と、気分上々にスタートしたんですが、予想に反して何事も起こりません。
焦っちゃいかんいかん。水深のある淵では重めのニンフ、ザラ瀬と小さな落ち込みが連続するエリアでは水面~水面直下のフライと結び替えながら、200mくらいの範囲をじっくりと試してみます。でも、やっぱり反応がないのです。1度だけ、片面護岸の淵でニンフを咥えたような感触が伝わったのですが、針がかりはせず。
スタート地点に戻って、餌釣りで挑むメンバーの様子を伺ってみると、同じく苦戦しているとのこと。ううむ、そうですか。このエリアを諦めることにして、早めのランチ休憩。アスファルトに直射日光が当たる場所では20度にも達する勢いで気温が上がってます。フリースを着ていると汗ばむくらいっす。
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午後はどこに移動しようか…。少し下って和田向近くの駐車場から川を覗きこんでみると、3~4人のエサ師の姿があり、こちらが立ち入る余地がなさそうな雰囲気。やむなく、そこからやや上流の南と北に分流するあたり(南秋川サイド)に入ってみました。事前情報では川沿いに遊歩道があって渡渉が難しい淵も巻けるはずだったのですが、工事の関係なのか塞がれていて行動範囲が限られたのは想定外。なかなか良い渓相なんですけどね…ここでも玉砕しました。
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次なるターゲットは北秋川。閉鎖された土産店らしき建物の脇に停車し、すぐ裏手の流れに降りてみます。そこは瀬が中心のどちらかというと平坦な渓相ながら、適度に沈み石が入っていて悪くない感じ。陽当りのよい瀬に16番のフェザントテイルを投じたら、小さなヤマメが追い食いするのが見えました。軽く合わせると15cmに満たない新子?が後方に飛び、慌てて流れに戻っていきました。
同じようなサイズの魚が足元から走る姿が時折あって、南秋川より魚影が濃いような印象も。先行者がいなかったことや、水温が上がったことが影響しているのかもしれまんせんけどね…。ここで釣果に恵まれた他の2人に聞いても、北秋川の方がアタリが頻発するとのことでした。
結局、わたくしめは1匹もランディングすることができずに1日が終了。残念ではありますが、まばゆい陽の下で遊んでリフレッシュできたかな(強がり)。さて、これで仕事ラッシュの今週を載り切らねば。