鹿角とヒノキ材を使って“枠”を自作したんで、せっかくならネットも自分で編んでみようかと。材料となるのは細めの糸のみ。あとは時間さえあれば、何とか仕上げられるんじゃなかろうか…。
とはいえ、実際に作業するには、「針」がなければ始まりません。網結針(あみすきばり)とか網針(あばり)とか言われるやつですね。漁師さんが網を作ったり修繕したりに使うのは比較的大きめですが、これを細く小さくしたものが使い勝手が良さそうです。
インターネット上を探せば市販品も見つかります。でも、シンプルな構造なんで自分で作ることにしました。丈夫で工作がしやすく手軽な材料と言えば…竹! 身近な所に適度なサイズのものはないだろうか…。
家のあちこちを物色していたら、サイフォンでコーヒーを淹れる時に使う竹ベラを発見。何かの拍子にまとめ買いしたのか3本もあり、このうち2本を失敬することにしました(そもそも1本あれば十分でしょ)。
幅15mmほどになるように両サイドをカットし、全体をディスクグラインダーで薄くします。次に糸をストックしておく機構として、先端近くに「爪」、後端に「受け溝」を設けます。鉛筆で大まかなデザインを書き入れ、ドリル、リューター、カッターなどを使って細工しました。バリをサンドペーパーでならして完成です。
そのほか、編む際に目のサイズを揃える「コマ」が必要になります。これはフレーム作りに使ったヒノキ材の切れ端とかで十分。とりあえず、12mm、14mm、30mmぐらいのものを用意してみました。
下塗りを終えたフレームはこれから本塗り工程へ。塗装と乾燥を何度か繰り返すのに日数を要するので、この間に手編みに挑んでみようと思います。
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