ネットの手編みがやっと終わりました。後はこれに色付けし、フレームに括り付ければ完成。さ、ラストスパートです。
ネットを編んでいる途中でうすうす気づいていた問題として、「フレームに対して大き過ぎるのでは!?」ということがあります。不慣れなためか、どうしても1目を絞り込めず、結果として全体が大作りになってしまったのです。
これを少しでも緩和するものとして期待しているのが染めの工程。ニットのセーターを雑に洗濯した時のように、クレモナ糸もまた(染め粉を溶いた)湯水に漬けておくと縮むらしいのです。手慣れた人はこれを嫌って糸を染めてから手編みするのですが、私は逆転の発想(って後付けですが…)で臨みます。2〜3割縮んでくれると嬉しいのだけど。
用意したのは、ダイロン(DYLON)のMultiという染料。ホームセンターで見つけ、とりあえずはオリーブグリーンとタンジェリンという2色を買ってみました。さて、どっちにしようか。赤系はやや染まりにくいという話を聞いたことがあるような…。でも、アマゴの朱点の色を思い起こすタンジェリンが捨てがたく、こちらに決定!
取説の指示に従って、容器にお湯で溶いたり規定量の食塩を入れたりして準備完了。恐る恐る、染色液にネットを漬け込みます。最初の20分は撹拌して細部まで行き渡らせ、その後、放置すること20分ほど。次いで、そいつを何度も流水ですすいで様子を見ます。
──思っていた以上に綺麗なオレンジ色に染まりました。さて、肝心な縮み具合は如何に? ストーブの近くで半乾きになったそれを広げてみると…おお、2割ぐらいサイズが小さくなっており、結果オーライのようです。ラッキー!
完全に水分が飛ぶまでまだ少しかかりそうだし、夜も更けてきたので、今回はここにて時間切れ。次はいよいよ、フィニッシュに向けて、フレームに取り付けたいと思います。