チェストフライケースを自作した背景には、その日に使うであろうフライに素早くアクセスできる体制を整えつつ、なるべくシンプルな佇まいで釣りをしたいとの思いがありました。
性格上、収納力のあるベストなんぞを着こむと、「もしかしたら使うかも」といったモノ(例えば単眼鏡とか、モスキートネットとか、リールの予備とか…)も次々とポケットに突っ込みがち。結果、身重になって行動力が鈍るということになるのです。
首から下げたフライケース1つで済めばいいんだけど、それもちょっと無理な相談。フォーセップやデジカメ、予備のリーダーやティペットなど自分にとって必要最小限なモノを携行する“何か”がほしいところです。
ってな思い(買い物を正当化するための理由付け?)から、適当な品を探すことにしました。当初、手元にあったNational Geographicの小型ウェストパック「NG4474 」とカメラポーチ「NG1148」の組み合わせ(もしくは前者の単体使い)を考えたのですが、今ひとつしっくりこない…。
ネットを巡りつつ候補に挙げたのが以下です。
- C&F Design「Outrange」シリーズのCHSバッグ
- Foxfire 「airista」シリーズのminimalist サコッシュ
- FilsonのFishing Waist Pack
ともかく現物があれば見てみたい…と思ってあちこち立ち寄ってみたのですが、最初の2つは残念ながらめぼしいショップの店頭在庫にありませんでした。唯一、手にとって確かめられたのはFilsonのウェストパック。新宿ブルーダンさんに陳列されておりました。
素材に使われている6オンスのコットンクロスは華奢にも感じますが、その分、軽い仕上がりになっています。2ケのフロントポケットがもうひと回り大きければいいんだけどなぁ。とはいえ、独特の風合いに心惹かれるものがあり、お買い上げを決断した次第です。
さほど収容力はありませんが、その限られたスペースのどこに何を入れるかを考えるのがまた楽しかったりするんですよね。さてさて、年内にあと2回は管釣りに行きたいところ。準備しなくては。