3シーズン使い込んだウェーディングシューズが寿命を迎えたので、新調することにしました。結果的に選んだのは、Foxfireの「クイックジップ5」。つまり、これまで使ってきた「IV」(前モデルまではローマ数字表記)をバージョンアップしたという位置付けです。
シューズを選ぶにあたっては、オーソドックスなフェルトソールにするか、最近増えてきたラバーソールにするかが、最初の分岐点。当初は、話題性でラバータイプに気持ちが傾いておりました。しかしながら、すでにそれを所有している知人に尋ねると「慣れの問題もあるけれど、ヌルの強い場所なんかだとフェルトに軍配が上がる」とのこと。そうですか…、
自分がよく行くフィールドを考えると、ヌルヌル岩が幅をきかせているんですよね。対岸に渡る時や、落ち込みの脇をへつる時なんかは、毎度のことながらかなり気を遣います。そんな状況を鑑みると、はやり今回もフェルトを選んでおくのが賢明なようです。
さしあたって候補に挙げたのが、Simmsの「RiverTek 2 BOAブーツ」と、Foxfireの「クイックジップ5」です。前者は、靴紐の替わりにダイヤルでワイヤーを締め上げてフィッティングさせる機構(スノボのシューズなどでは一般的)を採用。カタログ上はフェルトとラバーの両タイプがあるようです。
後者は、シューズ内側に大型のジッパーがあしらわれており、その開閉によって簡単に履いたり脱いだりできるのが最大の特徴。フィッティングの微調整は通常の靴紐で対処します。現行モデルはすでに5世代目となり、完成度も高いんじゃないかな。
現物チェックに訪れたのは、毎度ながらのサンスイ新宿店。フロア奥にあるシューズコーナーをあれこれ眺めてみます。早速、RiverTekが目に入りましたが…残念ながら店頭在庫はラバータイプのみだそうです。思ってた以上にフェルトソールって、選択肢が少ないんですね。
続いてクイックジップをチェック。手にしてみると、今まで自分が所有していた「IV」よりも軽く感じます。スタッフ氏によると、素材などの見直しによって、従来より10%ほど軽量化されているんだとか。屈曲性も改善されているので、釣り上がり時など、より歩きやすいとのこと。
何やら良さ気なので、ネオプレーンソックスをお借りして試着です。従来と同じ26.0を出してもらい、2種類付属するインソールの厚い方を敷くとジャストフィット。履き慣れたシリーズということもあって安心感があります。よし、決めた。こちらにいたします!
養沢毛鉤専用釣場に出かけた時に、早速おろしてみました。真新しいフェルトソールは、さすがにグリップ力が違います。もっともこの日の養沢は、オフ期間でエリアが限定されていたのに加え、釣り人がものすごく多くて、あちこち移動するのが困難な状況。アクティブな状況下での使用感は確かめられずに終わりました。
直前まで使っていた「IV」は日頃の手入れを怠った結果、つま先やかかとを覆うラバー部分がヒビ割れ、そこからダメージが深刻化していったんですよね。今度こそ気をつけよう。使用後に、直射日光下で乾燥させるなんてもってのほか。ラバーの保護剤なんかも探してみることにします。