随分と前にアクションムービーカメラのGoProを入手したのですが、なかなか釣りの現場で使いこなせておりません。いろいろ構想は練っているものの、いつも「釣ること」に熱中してしまい、余裕がないのです…。最近は、釣行時に持っていくことすら少なくなってしまいました。
“もったいないお化け”が出るなぁなどと考えていたそんな折、海外サイトをつらつら眺めていたら、Orvisのサイト内に「How to Use a GoPro to Take Fish-Friendy Photos」なるエントリーを見つけました。
ここに登場している方は、複数台のGoProを所有されていて、動画撮影と静止画撮影を組み合わせて釣りのシーンを記録しているようです。そっか。個人的には、GoPro=動画撮影という思い込みがあったけど、デジカメとしても使えるんだよね。動画サイトのYouTubeやVimeoに「Fish Friendly Photos」というタイトルでTipsが公開されており、その方法に興味を覚えました。
以下に、概要を紹介します。ランディングネットの枠の基部にベースマウントを接着し、クイックリリースバックル(J型フック)を介してGoPro本体を固定。通常はカメラをグリップ側に倒して、邪魔にならないポジションにしておきます。
設定としては、
- Time Lapse(コマ撮り)モードをデフォルトに
- 撮影間隔は0.5秒もしくは1.0秒
- 電源投入で直ちに撮影を開始する「ワンボタン」をON
ってところ。
魚が掛かったなら、電源を入れると同時に、ランディングの様子が画角に収まるようにカメラをフリップアップ。その後は、釣果を取り込むことに集中します(その間、設定通りにコマ撮りが続きます)。最後は、さらにカメラを前方に倒して、ネットに横たわる魚体のカットを収めて一段落です。
しばし眺めて満足したならば、今度はリリースの様子を撮影です。フックを外して左手で優しく魚体をつかみ、水面の上下それぞれで確実に写ることを意識しながら、ゆっくりと流れに戻します。
リリースする前にセルフィー(魚を手にした“ニコパチ”の自撮り)を記録したいってケースもあります。そんな時は、ランディングネットのグリップを向こう側に回してフレームを両膝で挟みます。これでGoProが自分の方を向くのでポジションを微調整。Time Lapse撮影を開始し、ネットの中から魚を手にしてレンズに向かって笑顔でポーズを決めれば完了です。この時、ぬるっと魚が脱出を試みても、その下のネットに落ちることがほぼ確実なので、再チャレンジできるってわけ。
GoProには液晶ディスプレイが標準装備されていないので、撮影結果の確認は全コマをPCに取り込んでからのお楽しみ。0.5秒ないしは1.0秒間隔で連続撮影しておけば、中にはそれなりに写っているカットがあるはず!? つまりは、“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”的アプローチであります。
──なるほどね。よし、今度こそ、この方法でトライしてみよっと。という訳で、手持ちのランディングネットの中で最もグリップ部が大きくて平旦な「インスタネット(INSTA-NET)」にマウントベースを接着してみました。いつも準備だけは万端なんだけど、何故か今回も企画倒れの予感が…。